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AWS VPC NATゲートウェイとNATインスタンスの違いは

Last updated at Posted at 2024-11-29

NATゲートウェイとNATインスタンスの違いについて解説します:

1. NATゲートウェイ

AWSが提供するマネージドサービスで、プライベートサブネット内のリソースがインターネットにアクセスするために使用されます。

特徴:

  • 可用性: 高可用性が自動で設計されており、AWSがバックエンドで管理します。
  • パフォーマンス: スケーラブルで、高いスループット(5Gbps~45Gbps)。
  • 管理負担: 管理不要。ソフトウェアやOSの更新が不要です。
  • コスト: 使用量に基づいた従量課金。利用コストはNATインスタンスより高い場合があります。
  • IPアドレス: Elastic IPが割り当てられ、動的にスケーリング。

適用ケース:

  • 高いパフォーマンスと可用性が必要な場合。
  • 管理負担を最小限に抑えたい場合。

2. NATインスタンス

Amazon EC2インスタンスを使って、プライベートサブネット内のリソースにインターネットアクセスを提供します。

特徴:

  • 可用性: 高可用性は設計次第で、ユーザーが冗長化を設定する必要があります。
  • パフォーマンス: インスタンスのタイプに依存。大きなトラフィックがあるとスループットがボトルネックになる可能性があります。
  • 管理負担: OSやソフトウェアの更新を自分で管理する必要があります。
  • コスト: EC2インスタンス料金が発生するため、小規模なトラフィックでは安価に済むことがあります。
  • IPアドレス: Elastic IPまたはパブリックIPを割り当てて使用します。

適用ケース:

  • コストを抑えたい場合(小規模なトラフィック)。
  • 高度なカスタマイズが必要な場合(特定のルールやスクリプトを設定するなど)。

3. 比較まとめ

特徴 NATゲートウェイ NATインスタンス
可用性 高可用性(AWS管理) 冗長化を自分で設定
スループット 高スループット(最大45Gbps) インスタンスのスペックに依存
スケーラビリティ 自動スケーリング 手動でインスタンスを増加
管理負担 少ない 高い
コスト 使用量に比例 小規模トラフィックで安価
用途 標準的なケース カスタマイズが必要な場合

4. 選択のポイント

  • シンプルさとパフォーマンスを求める場合 → NATゲートウェイ
  • コスト削減やカスタマイズが必要な場合 → NATインスタンス

どちらを選択するかは、トラフィックの規模、可用性要件、管理負担の許容度、コストなどに依存します。

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