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CypressでVue.jsのE2Eテストをしてみる

Last updated at Posted at 2021-06-29

Cypressとは?

E2Eテストフレームワーク

JavascriptフレームワークのFrontend開発者向けに作られたフレームワークで
手安くEnd-to-Endテストができる。

Javascriptで操作

Javascriptを使って、Domイベントを直接操作する。
Domイベントを直接操作によって、NightWatchより便利な使い方ができる。

WebDriver不要

Seleniumの場合とは違って、WebDriverは不要。CypressをインストールするだけでOK。

色んなブラウザーでテスト可能

Chromeはもちろん、Firefox、Edge、Electron、Brave上でも動かせる。

テスト機能

Cypress.ioに加入すると、無料で500件までのテスト実行画面のレコーディングも可能。ダッシュボードでテスト結果を見たり、テスト管理ができる機能がある。
https://www.toolsqa.com/cypress/cypress-dashboard-service/
コンポネントテストも出来るように、Pluginが用意されている。
https://docs.cypress.io/guides/component-testing/introduction#Writing-Component-Tests

インストール

npmを使っているなら、簡単にインストールできる。

npm install cypress --save-dev

yarnを使っている場合は以下のコマンドを実行する。

yarn add cypress --dev

テスト実行

基本的に、プロジェクトrootで以下のコマンドを実行してテストランナーを開く。

./node_modules/.bin/cypress open

npxコマンドでも実行できる。(npxは npm v5.2から含まれている。) 

npx cypress run

あるいは、yarnで実行。

yarn run cypress open

コマンドを実行すると、テストランナーが起動するので、ここでテスト一覧を見たりテストを実行したりする。

以下の画面が出たらテストの準備は完了。

image.png

tests タブにすべてのjsファイルが表示される。
テスト用jsファイルのリストは自動的に感知してくれる。sample testが入っている基本フォルダーは /cypress/integration

テストを実行すると、システム上のブラウザー画面でテストが実行され、ブラウザーコンソールから結果をリアルタイムで確認できる。

コード作成

テストコードは以下の4つの段階に従って作成する。

  1. テストページに接続
  2. 要素を指定
  3. 要素を操作して動かす(相互作用)
  4. ページのコンテンツに対するassertionを実行

まず、新しいjsファイルを作成。/cypress/integration の下に sample_spec.jsファイルを作成する。
テストコードの基本的な形式は以下となる。

describe('Cypressテスト', () => {

it('テスト名', () => {

    // ここにテスト内容を作成
    expect(true).to.equal(false)
    })
})

ページ移動

テストしたいページに接続する。

cy.visit('https://example.cypress.io')

要素を確認

'type'を含む要素を探す。

cy.contains('type')

要素をクリック

'type'を含む要素を探してクリックする。

cy.contains('type').click()

assertion

.should()を利用して、assertionを作成する。

// urlが'/commands/actions'を含めているかチェック
cy.url().should('include', '/commands/actions')

テスト画面

以下のコードでテストを実行してみた。
テストランナーから、作成したファイルをクリックするとブラウザーが開き、自動でテスト操作が始まる。

describe('Cypressテスト', () => {
    it('テスト1', () => {

        // ここにテスト内容を作成
        cy.visit('https://example.cypress.io')
        // Cypressはコンテンツがロードされるまで待ってくれる
        // cy.contains('type')
        // 'type'を含む要素を探して、クリックする
        cy.contains('type').click() 
        // クリックの結果、urlが'/commands/actions'を含めているかチェック
        cy.url().should('include', '/commands/actions')
    })
})

結果はこんな感じ。

image.png

APIはこちら。
https://docs.cypress.io/api/table-of-contents

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