AI時代、管理するプロジェクトフォルダの数が増加
2025年9月から2026年6月にかけて、モデルやCodexやClaudeCodeなどのハーネスの進化により、システム開発をAIエージェントに任せてもよいという風潮は強まった気がします。
AIを利用すると色々なアプリを以前よりは短期間で作れます。
そうなると管理するプロジェクトフォルダも増えてきます。
一方、AI駆動開発では、設計資料の書式や構成(docs)、コンテキストプロンプトやスキル、
MCPサーバやHooksの設定などAIエージェントのリソース(agent)は共有されることが多いです。
作るものは異なっても、作り方は共有されます。
こうしたとき、異なるプロジェクト間でリソースを共有して管理する必要性がでてきます。
プロジェクトのテンプレ管理ツール:Copier
プロジェクトのフォルダ構成や共通するファイルなどはCopierで管理すると便利だと思います。
GithubでもProject Templateはつくれますが、継続更新ができず一回きりの配信になります。
Copierであれば継続的にテンプレートの更新を個別プロジェクトに反映できます。
設計資料のテンプレート化の必要性
ちなみに、AI駆動開発ではできるだけAIが自走することを目指していると思います。
そのためには、処理の前提となる情報を整備しておく必要があります。Anthropicの公式記事においてもそれが言及されています。
you should spend most of your time (in consultation with Claude), crafting a set of instructions that clearly articulates the project’s deliverables and relevant context.
(Claudeと相談しながら)プロジェクトの成果物や関連する文脈(背景情報)を明確に表現した『指示セット』を作り込むことに、大半の時間を費やすべきです
システム開発では要件定義書や仕様書が、処理コンテキストの前提となる情報だと思います。
要件定義書や仕様書自体を、手動開発のときのようにゼロから人間がつくらなくても、AIにサポートを得ながら、議事録やチャットベースで構築していくこともできます。
ただ、ある程度の構造化は大切なので、必要な項目の情報を様式として定めて、そこにAIが情報を記録していく必要があると思います。
社内で半ば構造化された定義書や仕様書のフォーマットを用意して、それをAIにスキルを利用して記載させているところもあると思います。そして、この仕様書をベースに製品コードやテストコードを作成していきます。
定義書や仕様書をフォーマットをがある場合、テンプレート化したプロジェクトフォルダにフォーマットを格納すればよいと思います。
ちなみに、GoogleのWebエンジニアリング責任者などを歴任したAddy Osmani氏によるブログ記事『How to write a good spec for AI agent』にPRD(Product Requirements Document:製品要求仕様書)をどう作るかが記載さています。フォーマットづくりの参考になると思います。
AIエージェント関連のリソースの管理:APM
ClaudeCodeやCodexなどのAIエージェントに関するリソースの共有化の必要性も出てきました。
AGENTS.mdなどのコンテキストプロンプト、スキル、MCPサーバ設定、Hooks、ルール、エージェント設定などのリソースを、異なるプロジェクト間で利用することも増えています。
AI関連リソースを管理するツールとして、Microsoftが提供するAPM(Aagent Package Manager)が候補としてあがります。
Copierはプロジェクトフォルダ全体を管理しますが、APMはAI関連リソースに限定して管理をします。
CopierだけでAI関連リソースを管理できなくはないですが、異なるAIエージェントのリソース管理という面では、APMも利用を検討してもよいと思います。
さいごに
以上、AI時代は開発速度が高速化され、多くのプロジェクトフォルダを管理していくと思います。
その際に、プロジェクトフォルダのテンプレ化、AI関連リソースの一元管理のツールを利用することも増えると思います。
そう考えて、参考までに情報を整理してみました。
ちなみに、AI駆動開発をする現場のようすについて情報共有する勉強会を、2026.06.20(土)、大阪で開催します。
大阪近辺で興味がある人に来ていただければ幸いです。