1.小規模の場合レンタルサーバを使うことが多い
小さい企業の場合、AWSやVPSよりレンタルサーバを使うことが多いです。
日本のレンタルサーバは、Node.jsは使えない所が多く、Ruby、Python、PHPが選択対象の言語になります。
特に、PHPは新しいバージョンへの対応も比較的早く、サポートが手厚いです。
これが言語選定において大きく寄与していると思います。
2.レンタルサーバで使われるライブラリ
Webサイトをプログラムわからないひとでも更新したいというニーズを満たすために、WordPressが使われることが多いです。
レンタルサーバの場合、WordPressを簡単にインストールする機能が管理画面についていたりするので、よく使われます。
もちろん、WordPressはPHPで作られていますので、カスタマイズをするときもPHPが使われます。
もう一つは、2022年時点でPHPでWebアプリを開発するとき、Laravelを使うのがデファクトスタンダードになっています。
それはRailsライクな開発ができること、情報やいろいろな機能を満たすサードパーティライブラリも多いことが挙げられます。
Laravelは帳票周りのライブラリ、情報も多くあり、業務案件で使うには悩みや問題が比較的少ないライブラリです。
3.言語の利用数や特徴
PHPは、世界的にみるとかなりシェアがあります。おそらく日本でも案件数はJavaには劣るかもしれませんが、
RubyやPythonよりは多いでしょう。
ちなみに、最近は、PythonのフレームワークDjangoもシェアを伸ばしています。Pythonの知名度があがり、大学での利用が増えていることも一つの要員かもしれません。
一時期、型がない言語が簡単でよいといわれていましたが、最近は逆に、チーム開発が増え、
IDEを使うのが一般化してきたこともあり、型がある言語がコードの安全性やコーディングの生産性を高める理由で、
採用される事が多いです。
もともとPHPは型がなかったのですが、PHP7や8では型を使うことができます。
RubyやPythonよりは型の仕組みはしっかりしているように見えます。
こうしたユーザー数や言語的な特徴もPHPが採用される理由になっていると思います。
4.Livewireなど脱JSでのフロント開発
PHPを利用する際に、できればフロントエンドもPHPで書きたいというニーズはあると思います。
Laravelでは、Livewiereをつかうことで、PHP側でフロントエンドのコンポーネントやモデルを書くことができます。
こうすることで、言語を分けることが減るので、プログラマーのストレスは少なくなりますし、コードリーディングもしやすくなります。
この点も、PHPで開発することを後押しすると思います。
もちろん、RubyでもHotwireの仕組みがありますので同様のことはできます。
Node.js以外の言語の脱JSという流れは、徐々にみられます。
5.最後に
あくまでもポエムの体で記事を書きました。
レンタルサーバは手間も少なく、安いので小さい企業では採用されることが多いです。
そこで最もつかわれるのがPHPである以上、どうしてもPHPの採用は減らないと思います。
また、Livewireのように脱JSという生産性を上げる仕組みもできているので、
ますますPHPの人気は衰えないように思います。
ちなみに、大規模開発でPHPが使われてないとはいっていません。
大規模で使われていることもあります。ただ、大規模開発の場合、Java(SpringBoot)、Scala、C#(.NET)、Ruby(Rails)、Goなども使われているのをみるので、PHPが突出して多いとは思わなかったので、大規模開発については触れていません。