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年配フリーランスプログラマーが案件を継承するタイミング

Last updated at Posted at 2020-06-22

20代でフリーランスなったときに作ったWebシステム

 20代でフリーランスになり、いろいろと案件を受けて40歳になった今でもそのころから続いているシステムがあります。
 当時のスキルや技術で作っているから直したいなあというのは、フリーランスプログラマーならよくあることかもしれません。
 
 そう思っていると、コロナの影響か、システムリプレイスの話がでてきました。
 

初期に機能やページを多めに作っていた

 サービス精神か、結構、あれもこれも作ってしまっていて、事業が始まると意外と使わなかったというものが多くあります。
 20代の頃なので、頑張ってしまったところがあります。
 でも10年ぐらい経つと、システムを使っている事業の方向性とか業務も固まってきて、システム上の無駄も見えてきます。
 勿論、逆に、時代も変わっているので新しいニーズも生まれています。

 ここがリプレイスのタイミングなんだと思います。私の場合、10年ぐらい稼働させたシステムでそういうのが起こっています。
 勿論、コロナの影響でオンラインシステム改善が後押ししているのもあるかもしれません。

折角なので若いフリーランスの人へ案件を委譲

 長い付き合いのお客さんなので、そのまま私が引き継いで改修してもよかったのですが、齢40歳を超えて、このままこのシステムの面倒がみれるかなあと感じてきました。
 
 私が20代のころとWebの技術も全然異なっています。

 技術的な要求も高くなっていて、一人でするのがしんどくなっている面もあります。年齢のせいもあるのか、それともそもそも技術的にいろいろする必要があるからなのか、それは若い人に聞いてみたいところでもあります。
これらについては以下の記事に別途記載しています。

 ▶ 一人でフリーランスとしてWebプログラマーをする限界

 あとは、単純に、頑張っているフリーランスの人によいお客さんは紹介していきたいという技術以外の感情もありました。
 
 そこで、折角リプレイスで作り直しをするので、このタイミングで若い人に渡してしまおうと思いました。

リプレイスは案件継承のタイミングでは

 自分でいうのもなんですが、フリーランスのシステムとか結構、癖が強いのがあってそのまま他人に渡せないものとかもあります。
 特に若いときにつくったものは、動いてはいるけどメンテが大変なものもあります。
 なので、そのまま他人へ渡すと絶対困るだろうと思います。

 リプレイスはこの「レガシー」を捨てて、新しいスタートを切るにはもってこいのタイミングです。

 ついでに、開発者自体も一新すれば、お客さんのサービスを支える上でも少し不安が減るようにも思います。

リプレイスは新規開発よりはノウハウがあるのでサポートしやすい

 新規開発のときは、未知の事柄へのいろいろな不安や無駄な作業なども発生していました。

 でも、リプレイスはだいたい事業の内容も、システムの内容も把握しています。
 
 そして、自分自身いろいろと経験しているので、若手の人に渡すときにも、フォローがしやすいのもあります。
 いきなり意味不明なものを渡されるよりは、こうしたノウハウや技術的なフォローがある方が、
 受けた方も仕事がしやすいのかなという気はします。

お客さんの反応

 これも手前味噌かもしれませんが、10年以上つきあっている自分が紹介した人なので、かなり好意的に受け入れてくれました。
 お客さんがそもそもすごくいい人だというのもありますが。

 とはいえ、紹介したフリーランスの人柄も大きく、挨拶、笑顔がみえる人間だからこそ、お客さんもより受け入れやすかったのかもしれません。

 私自身、声をかけたのが、そうした人柄の良さを認めてのところでした。
 まだ、今からいっしょにリプレイスをしていくので、どういう結果になるかはわかりませんが、
 今の所、いい決断をしたと感じています。

 今後、この若手のフリーランスの人に、お客さんとのお付き合いをお願いしようと思っています。
 勿論、直接契約してもらう約束もしたので、徐々に、この人のクライアントになっていくのだと思います。

高齢のフリーランスプログラマーの仕事

 私も40代前半なので、そこまで高齢ではないですが、そろそろ高齢なりのフリーランスプログラマーとしての身の振り方を考えないといけないと思っています。

 私が、みてきた50歳以上のフリーランスプログラマーの人は、大方大手の常駐をしています。
 常駐なので、メンテナンスはその人がかならずしないといけないわけではなく、発注元の社員の人が基本はしています。
 
 つまり、準委任の形式で働いて、労働サービスだけを提供することのみしています。
 それらの人に聞いてみると、やはり自分が管理するシステムをもつと、年齢的にきついといっていました。
 
 夜中や休日も対応しないと行けないものもあるし、意外とフリーランスの保守費用は安く、掛け持ちをしないと生活ができません。
 
 そうなるとどうしても、手間がなく、1つの案件でまとまったお金を得たいと思ってきます。

 それに最も適しているのが、準委任での常駐することなのだと思います。

最後に

 Webの技術はほんの20年前ぐらいから普及してきたものです。
 そして、その開発に携わるフリーランスの人達も、この技術とともに歩んでいます。

 つまり、これから先の世界は、未知ということです。

 一体、どのようにフリーランスプログラマーが自分のシステムを管理していくのか?
 はたまた、若い人へバトンタッチするのか。

 では、バトンタッチしたあと、どのように売上を確保していくのか。

 私自身、模索中ですが、また思ったことがあれば投稿したいと思います。
 
 同じような境遇の人、もしくは、若いフリーランスプログラマーの考える切っ掛けになれば幸いです。
 

 

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