leJOSでJavaを実行するためには、Eclipseを使うのがいいでしょう。他のIDE環境でもできますが、プラグインがないので環境構築が大変です。IntelliJ IDEAにもプラグインが存在しますが、エラーを吐いてうまく動きませんでした。
Eclipseの導入
ダウンロード
Eclipse Downloads
Eclipseをダウンロードしてください。
インストール
インストーラーを開いたら、一番上の「Eclipse IDE for Java Developers」を選択します。
次の画面でインストール場所等の設定をします。特に設定を変える必要はありません。
ライセンスが出てくるので「Accept Now」で同意してください。
「INSTALL」が「LAUNCH」に変わったらインストール完了なので「LAUNCH」を押して起動してください。
ワークスペースも自由に設定してください。
leJOSプラグイン
leJOSプラグインを入れることで格段とプログラムしやすくなります。
まずEclipseを開きます。
上のバーから「ヘルプ>新規ソフトウェアのインストール…」を選択してください。
「追加」を押すと上の画面が出てくるので「名前」を自由に設定してください。「leJOS」などにしておくと分かりやすくていいです。「ロケーション」には下記のURLを入れて「追加」を押してください。
https://lejos.sourceforge.io/tools/eclipse/plugin/ev3/
真ん中のボックスの「leJOS EV3 Support」の左のチェックボックスにチェックを入れて、右下の「次へ」を押すとインストールが始まります。
次へ進めていくとライセンスが出てくるので同意して完了してください。
「オーソリティーの信頼」というウィンドウが出てきた場合は、「すべて選択」を押してから右下の「選択項目を信頼」を押してください。
右下でバーが進んでいるので、
これでプラグインの導入は完了です。Eclipseは閉じず、「Eclipseを再起動してください」というウィンドウが表示されてから指示に従って再起動してください。
接続設定
上のバーの「ウィンドウ>設定」を開くと上のような画面が出てくるので、「leJOS」を選択し、「名前付きbrickへ接続」にチェックをいれて、「名前」の入力欄にIPアドレス「10.0.1.1」と入力します。そうしたら「適用して閉じる」で閉じて大丈夫です。
プログラムの作成と実行
上のバーから「ファイル>新規>その他」を押してください。
「ウィザードを選択」というウィンドウ「leJOS>LeJOS EV3 プロジェクト」を選択して次へ進みます。
プロジェクト名はわかりやすいものに設定しておくといいと思います。「実行環境JREを使用」にチェックが入っていることを確認して、JREを「JavaSE-1.8」を選択してください。Java8を導入せずにJava7を導入した場合は、「JavaSE-1.7」を選択します。一通り設定できたら「完了」を押します。「次へ」ではありません。
左の欄にプロジェクト名が表示されていると思うので、右クリックして「新規>クラス」を押してください。「名前」のところに自由なクラスの名前を入力してください。今回は「leJOS」と入力します。「どのメソッド・スタブを作成しますか?」という欄の一番上のpublic static void main(String[] args)
のみをチェックしてください。それで完了します。
コードが表示されるので一度すべて消して下のコードをコピペしてください。
package leJOS_test; //プロジェクト名
import lejos.hardware.Button;
public class leJOS //クラス名
{
public static void main(String[] args)
{
//Hello World!!とev3の画面に表示する
System.out.println("Hello World!!");
//ボタンが押されるまで待機
Button.waitForAnyPress();
}
}
Ctrl+Sで上書き保存したら、プロジェクトを右クリックして「実行>leJOS EV3 Program」を押してください。
EV3の画面に「Hello World!!」と表示されたら成功です。