今回はインストールしたleJOSソフトウェアの中に同封されている、「EV3 Control Center」を使ってみます。
Windowsスタートメニューのアプリ一覧を確認すると「leJOS」フォルダの中にいくつかのアプリが入っているので、今回は「EV3 Control」を開いてください。
「Name:」のところには何も入れずに、「Search」を押してください。少し待つと右の四角の中に、PCに接続してあるEV3の名前が出てくるはずなので、マウスで選択し「Connect」を押します。左のEV3のStatusがCONNECTEDになれば接続成功です。
操作説明
基本的にleJOSのメニュー画面とできることは同じなので、leJOSではできないことのみを紹介します。
Programs
「Upload file」でファイルのアップロードなどのファイル操作が可能です。
このあと紹介するEclipse以外の開発環境を使う人は、基本ここでアップロードすることになると思います。
「Run program」で遠隔で実行することもできます。
Console
上の段ではシステムのログを見ることができます。
下の段ではEV3の遠隔操作ができます。各ボタンを押すとEV3上で押された判定になります。
ただプログラム実行中は使えないという欠陥があります。
なぜかLED patternからEV3のLEDの色を変えることができます。
Sensors
何かと便利なのが左に表示される小数点3桁までのバッテリー残量。
それ以外は基本EV3側と同じ使い方ですがリアルタイムに情報は取得するときは負荷がかかるので「Continuous」を押す必要があります。ただ2秒ほどラグがあるので、見たいタイミングで「Update」を押して手動で更新するほうがいいかもしれません。
センサーの確認が終わったら、軽くするために「Stop」を押して止めてください。
Motors
モーターの速度を設定して動かすことができます。動かしたいモーターの「Selected」にチェックを入れ、下の「Forward」や「Backward」を押すとモーターが回転します。「Turn Left」や「Turn Right」はモーターを二つ選択した状態で使用します。
「Reverse」でデフォルトの回転方向を変更できます。
Images
pngのモノクロ画像をleJOSで使えるデータ配列に変換することができます。
おわりに
この辺がPCからできる便利な機能はこれぐらいです。
他にもいくつか機能がありますが、あまり使う機会はないかなと思います。
おまけ
実はleJOSには、スタートメニューにピン止めされていないソフトウェアがいくつか同封されています。
C:\Program Files\leJOS EV3\bin
デフォルトでは上の場所にインストールされているはずです。
「EV3 SD Card Creator」というファイルがインストール場所にあるので、こちらを使ってSDカードにデータを焼くのがおすすめです。