本記事ではPythonのIDEとしてProject Jupyterの JupyterLab と Jupyter NoteBookをWindowsにインストールして利用してみます。
本記事で利用している環境
- Windows 11 23H2
- Python 3.12.3
- jupyterlab 4.1.8
- Jupyter Notebook 7.1.3
JupyterLab と Jupyter NoteBookについて
JupyterLabとJupyter NoteBookはProject Jupyterで提供されているソフトウェアです。
Project JupyterはFree software, open standards, and web services for interactive computing across all programming languages とトップページに記載されているように、数十の言語に対応している対話的な実行環境をWebベースで提供するソフトウェアとなっています。
2024年現在は、下記のインターフェースが提供されているようです。
本記事ではJupyterLabとJupyter Notebookをインストールして利用してみます。
【前提条件】Pythonの実行環境をインストールする
Project Jupyterで提供されるツールはPython Package Indexで提供されているため、インストールするためにはまずPythonの環境を構築する必要があります。
Windows環境にPythonをインストールする場合は、別途記事を書いているので下記参照。
Windows端末にVS CodeでPython開発環境を用意してみる
JupyterLabとJupyter NoteBookのインストール
JupyterLabのインストール(pip)
pipを利用してインストールする場合は下記コマンドでインストールできます。
pip install jupyterlab
Jupyter Notebookのインストール(pip)
Installing the classic Jupyter Notebook interface
pipを利用してインストールする場合は下記コマンドでインストールできます。
pip install notebook
インストールする環境を分離したければ、venvで仮想環境を作成してそこにインストールしたり、pipxを利用して適宜インストールしてください。
なお本記事ではpipxを利用してインストールしています。
余談 pipxを利用してインストールする
インストールする環境を分離したければ、venvで仮想環境を作成してそこにインストールしたり、pipxを利用して適宜インストールします。
pipxでインストールする事によるメリットについて説明しているブログ記事があったので参考として共有します。
The Best Way to Install Jupyter Lab (it's Pipx)
pipxの導入については下記ブログに記載しています。
WindowsにpipxをインストールしてPythonアプリを管理してみる
pipx install jupyterlab
pipx install notebook
JupyterLabを起動してみる
jupyter-labコマンドを実行すると、ローカルでブラウザが立ち上がってきました。
New Folderからhelloworldフォルダを作りhelloworldを実行してみる
New Folderボタンからhelloworldフォルダを作成します。
作成したhelloworldフォルダに入り、python3のNotebookを選択します。
セルに`print('helloworld')と入力し保存ボタンを選択
helloworld.ipynbにリネームできます。
helloworldと記載したセルを実行してみる。
helloworldと表示されました。
Jupyter NoteBookを起動してみる
jupyter-notebookコマンドを実行すると、ローカルでブラウザが立ち上がってきました。
File => New => Notebookから新規ノートブックを作成
Python3を選択
print('helloworld')を入力じて実行を選択。
実行されました。
総評
インストール自体は簡単にできますが、JupyterではLabとNoteBoookがあり。
歴史的な経緯がどうなっているか理解し、自分が何を利用するか決定する必要があります。