かつては、JavaScriptのnavigator
オブジェクトのプロパティにはtaintEnabled()
という関数がありました。
TL;DR
JavaScript 1.2において、Data Tainting(データ汚染)をチェックする機能が有効か無効かをチェックするためのものだったようです。
現在のブラウザ(Safari 14、Chrome 108)では、すでに削除されています。
リファレンスを見てみる
MDN Web Docs によると、
Tainting was a security method used by JavaScript 1.2. It has long been removed; this method only stays for maintaining compatibility with very old scripts.
(意訳)
Taintingは、JavaScript 1.2で使われていたセキュリティの方式です。削除されてから長期間が経過しています。このメソッドは、非常に古いスクリプトとの互換性を保つためだけに残されています。
参考ページ
Navigator.taintEnabled() - Web APIs | MDN
[Chapter 20] 20.4 The Data-Tainting Security Model - 「そもそもData Taintingってどういう概念?」ということについて、英語で詳細に解説されています。気になった方はぜひご覧ください。