1.Java JDKのインストールと環境変数の設定
①まず、Java JDKをインストールし、関連する環境変数を適切に設定します。
OracleのJavaダウンロードページから適切なJDKバージョンをダウンロードします。
➁ダウンロードしたインストーラを実行し、指示に従ってインストールを完了します。
インストールが完了したら、JDKのbinディレクトリをシステムのPATH環境変数に追加します。
③設定が正しいことを確認するために、コマンドプロンプトでjava -versionを入力し、JDKのバージョン情報が表示されることを確認します。
2.Data Loaderのインストール
Data Loaderのインストールパッケージをダウンロードします。
以下のリンクからData Loaderのインストールパッケージをダウンロードします:
https://developer.salesforce.com/docs/atlas.en-us.dataLoader.meta/dataLoader/loader_install_mac.htm
https://developer.salesforce.com/tools/data-loader
ダウンロードしたインストーラを実行し、指示に従ってData Loaderをインストールします。
Javaの設定が正しくない場合の対処
javaコマンドが正しく動作しない場合、Data Loaderのデフォルト設定に問題がある可能性があります。
この場合、Data Loaderの関連設定ファイルを編集し、正しいJavaのパスを設定する必要があります。
3.DataLoaderの使用
認証方法は二つ,browerから登録及びID,Passwordで登録
①Insert
Insert buttonをクリック、下記の画面が出る。オブジェクトを選択する
用意したCSVファイルを選択して
Format例:
header1,header2,header3,header4,header5
XXXXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX
headerはsalesforceオブジェクト項目のAPI名称と一致
➁Update
基本Insertと同様。
CSV ファイルFormat例:
Id,header1,header2,header3,header4,header5
XXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX
Idは必要です。
③Delete
基本Idがあれば、具体的な操作とupdate一致
CSV ファイルFormat例:
Id
XXXXX
XXXXX
④Export
SQL文自動生成や手動入力
できればorder by を末尾に追加
⑤Upsert
基本とUpdateと一致
CSVファイルを作成するときのポイント
1.「ID」の項目または外部キーによりレコードと紐付けを行っているので「ID」項目または外部キーは必須
2.CSVファイルの中に必ずしも全ての項目が入っている必要はない
3.項目名はExportしたときのものをそのまま使う
IDを使う場合;
CSV ファイルFormat例:
Id,header1,header2,header3,header4,header5
XXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX
XXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX
IDまたは、外部キーとして作成している項目により紐付けを行います。
ここでは、どちらをキーとして紐付けを行うかを選択します。
External_IDを使う場合;Idは必要ない
CSV ファイルFormat例:
header1,External_ID,header2,header3,header4,header5
XXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX
XXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX,XXXXXXX
外部IDの条件と注意点
1.フィールドタイプ:
外部IDフィールドは、テキスト、数値、またはメールアドレスタイプのフィールドにすることができます。
外部オブジェクトを使用する場合、複合フィールド(例えば、複合キー)も外部IDとして設定できます。
2.一意性:
外部IDフィールドは一意である必要があります。これにより、Salesforce内の各レコードが一意に識別されます。フィールドを作成する際に「一意」のチェックボックスを選択することで、この一意性を強制できます。
3.インデックス:
外部IDフィールドはインデックス化されており、これによりクエリのパフォーマンスが向上します。
4.データ型の一致:
外部システム内の対応するフィールドのデータ型とSalesforce内の外部IDフィールドのデータ型が一致していることを確認します。例えば、外部システムが数値タイプのIDを使用している場合、Salesforceの外部IDフィールドも数値タイプにする必要があります。
5.空値の禁止:
外部IDフィールドには空値を含めないようにします。空値があると、レコードを一意に識別することができなくなります。
6.同期と統合:
外部IDはデータの同期および統合シナリオでよく使用されます。例えば、外部のデータベースやアプリケーションとのデータ統合の際に使用されます。したがって、統合ニーズを考慮して外部IDフィールドを設計することが重要です。
7.APIの制限:
APIを介してデータ操作を行う際、外部IDフィールドを使用してupsert操作(レコードが存在する場合は更新し、存在しない場合は挿入)を行うことができます。これはデータ同期に非常に便利です。
4.データインポートウィザードの使用
DataLoader、ウィザード基本の作動原理はSalesforce batchを使う
Dataloaderの主な特徴:
1.5,000,000レコードまでの大規模ファイルにも対応している(versionにより)
2.ドラッグアンドドロップで項目の関連付けができる
3.カスタムオブジェクトを含む全オブジェクトのサポートしている
4.CSVファイル形式で成功またはエラーの詳細ログが取得できる
5.Windows および Mac の両方をサポートしている
6.Data Loader のデフォルトのバッチサイズは200レコードです。この値はData Loaderの設定で変更できますが、最大は200レコードです。
(一つトランザクションの処理制限により設定されたと思う、ランザクションの処理制限について、< Salesforce記録① > を参考してください)
(triggerがあれば、毎回取得の件数は200件まで)
7.総データ量の制限:
Salesforce には24時間あたりのAPIコール数に対する制限があります。この制限は、Salesforceのエディションやユーザー数によって異なります。制限を超えると、次の配分期間までAPIコールができなくなります。
ウィザード:
1.最大レコード数:Salesforce Data Import Wizard を使用して一度にインポートできる最大レコード数は50,000件です。
2.デフォルトのバッチサイズは200レコードです。
(triggerがあれば、毎回取得の件数は200件まで)