はじめに
この度インターンシップにて、株式会社GENEROSITY様でARコンテンツの開発を行いました。そこでの実習内容を第1回から第4回の全4部に渡って記事にさせていただきます。
記念すべき第1回では、まず現実空間にAR技術を用いて3Dオブジェクトを表示させるというところまでをまとめています。UnityでのAndroidアプリ開発もブログを書くのも初めての経験ですがどうぞよろしくお願いいたします!ブログの書き方は以下の記事を参考にさせていただきました。
目次
対象者
企画概要
使用ツール
開発環境
AR制作テスト
プロジェクト設定
シーン設定
デモ画像
まとめ
対象者
・プログラミング初心者の方
・UnityでのAR開発に興味がある方
企画概要
企画名はAR授業資料 。例えば地理の学習でARを用いて仮想の地球儀を出現させ国の位置を目で見て学んだり、化学では物質の分子構造を視覚化した疑似的なモデルをARを用いて出現させることでより理解度が深まる工夫をした、頭だけでなく視覚的情報を与えることで子どものさらなる学力を向上を目指したコンテンツです。
今回実習では価値の検証に必要な最低限の機能を備えたプロダクト、MVP(Minimum Viable Product)として、水素と酸素の混合気体の爆発実験のシミュレーション映像を制作することにしました。
使用ツール
Unity
Visual Studio 2022
※以下は後編で使います
blender4.3
Adobe Illustrator 2025
ChatGPT
開発環境
OS
Windows 11 Home
Unity
Unity 2022.3.56f1
開発開始時にUnity6がリリースされていましたが、Unity6でのAR開発について情報が少なかったため、過去バージョンで制作しました。
AR Foundation ver. 5.1.5
AR機能を提供するフレームワークです。
テストデバイス
Google pixel 6 (Android 15)
実習にてお借りした端末です。Android端末で設定から開発者向けオプションを開き、USBデバッグをオンにしましょう。
AR制作テスト
それではいよいよ制作に入りましょう!冒頭で述べましたとおり、前編ではまずARを使って現実空間に3Dオブジェクトを出してみるというところから始めます。
プロジェクト設定
本記事ではUnityのインストール方法については割愛いたします。すでにインストールしてあるという前提で進めさせていただきますがご了承ください。
新しくプロジェクトを立ち上げる際はUnity Hubを開いて右上のNew Project
を押します。
バージョンはお好みのもので良いと思いますが、前述のとおり最新版のUnity6は情報量がまだ少ないのでUnityの扱いが慣れていない方などは個人的にはunity6以外が良いと思います。
テンプレートは3D
を選択しプロジェクト名と保存場所を決めたら右下のCreate project
をクリックしてプロジェクトを開きましょう。
シーン設定
シーンを開いたらARの開発ができるように準備が必要なのですが、準備に関して私は以下の記事をそのまま参考にしましたのでこちらをご覧いただいて設定をしてください。
Cube
まで用意できたシーンの状態がこちらです。オブジェクトの色はお好みで設定してください。
デモ画像
PCと開発用端末(Android)をケーブルで繋いだらFile
→Build Settings
→Build And Run
で実行!シーンに用意したオブジェクトが表示されれば前編の目標は達成です!もしオブジェクトが見えない場合は、position
やscale
を変更して何度か実行をして試行錯誤してみてください。
まとめ
前編ではUnity
のAR Foundation
を使ってオブジェクトを現実空間に出現させるという事を行いました。私がUnity開発自体初心者なので、とにかく初めて挑戦するという方が躓かないように記事を書かせていただきましたがいかがだったでしょうか。中編と後編では実習の本制作についてまとめていますのでそちらもご覧いただけると嬉しいです。
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