この記事は 博報堂テクノロジーズアドベントカレンダー 16日目(12/16)の記事です。
はじめに
初めまして。2024年に新卒で博報堂に入社し、現在は博報堂テクノロジーズのメディア事業推進センターでデータサイエンティストをしている坂本です。データとテクノロジーを駆使してメディア・コンテンツを革新していくデータサイエンティスト集団であるAaaS Tech Lab に所属しています。データ分析や機械学習コンペティション(Kaggle等)が好きで、Kaggle competitions Masterの称号を持っています。業務でもデータサイエンス領域に関わっています。
本記事では、当時入社して半年が経った頃、社内で「Kaggle部」を立ち上げ、そこから約一年間部長を務めた私が、新卒社員がどのようにコミュニティを立ち上げ、どのような活動をしてきたのか、その一年間の歩みを振り返ってみたいと思います。
なぜKaggle部を立ち上げたのか
きっかけは、2024年9月に社内で部活動制度がスタートしたことでした。
当時、社内には技術を通じた横のつながりがまだ少なく、個人的にも「共に技術研鑽できる仲間が欲しい」と強く感じていました。
また、他社でKaggle部が活発に活動し盛り上がっている様子を見て、自分たちの会社でもあのようなコミュニティを作れたら面白いのではないかと考え、創設に至りました。
主な活動内容
この一年間、Kaggle部として主に行ってきた活動は以下の3つです。
1. 勉強会
部活動内部で、コンペの解法共有や気になるKaggleトピックの共有などを開催しています。
また、社内だけに閉じず、他社のデータサイエンスチームと合同での勉強会も実施しました。技術交流の良い機会となっています。
2. イベント主催
詳しくは後述しますが、社外の方を招いた大規模なイベントの主催も行いました。
書籍の執筆記念や、特定の技術テーマに絞った勉強会など、企画から運営までKaggle部員が主体となって運営しました。
3. コンペ参加
もちろん、Kaggle等のコンペティションへの参加も活発です。
部内でチームマージすることもあれば、個人で好きなテーマに取り組むこともあります。特に強制することはなく、それぞれのペースで楽しむスタイルです。
ちなみに、これらはNotionで管理して知見としてためています。

主要な1年間の歩み
ここからは、時系列でこの一年間の活動を振り返ります。
2024年10月:立ち上げ
ここから全てが始まりました。
最初は私を含めて5名でのスモールスタートでした。手探り状態でしたが、集まってくれたメンバーの熱量は高く、ワクワクしたのを覚えています。
弊社の部活動は半期に一度、懇親会費が支給されます。
それで会社の近くのちょっと良い中華料理を食べに行きました。
2024年12月:坂本がKaggle Masterになる
個人的なニュースで恐縮ですが、Kaggle Masterになりました。 ずっと目標にしていたので、達成できた時の喜びは今でも鮮明に覚えています。 また、この成果について会社としても公式に取り上げていただきました。個人の活動を会社として応援してもらえる環境には本当に感謝しています。
2025年3月:イベント「Kaggle GMに学ぶ実験管理 ~2025 spring~」主催
kaggle部の部員でもある篠田と髙橋と私の3人でKaggle関連の書籍を出版しました。
これを記念し、書籍のインタビューパートにも出ていただいた外部のKaggle Grandmasterの3名を招いて実験管理に特化したイベントを主催しました。
かなりニッチなテーマかと思いきや、予想を遥かに上回る400名以上の応募をいただき、大盛況となりました。
また、この時期には外部イベントでメンバーの髙橋さんが登壇するなど、私だけではない個々の対外発信もありました。
2025年5月:他社との合同勉強会を開催
弊社オフィスにて、他社様との合同勉強会を開催しました。
普段とは違う視点での議論や、企業文化の違いなどにも触れることができ、非常に刺激的な時間となりました。
ちなみに、このときは私がKaggle関連の技術でTabMについて発表させていただきました。
2025年6月:他社主催のコミュニティコンペに参加
他社主催のコミュニティコンペに、新卒メンバーを含めたチームで参加しました。
結果は3位入賞!!
正直に言うと、この時私はほぼ何もしておらず、一緒に出てくれた新卒の子たちと他部署のメンバーが中心にやってくれました。後輩たちの成長(というか元々の優秀さ)に驚かされた出来事です。
2025年8月:画像ドメイン特化イベントを開催
3月のイベントに続き、2回目の主催イベントを開催しました。
今回は広報の方に「こういうイベントがやりたいです」と私から持ち込み企画として提案しました。
Kaggle部と広報チームで連携しつつ準備を進め、集客や運営の面でプロの力を借りました。エンジニアリング以外の「企画・運営・広報」という側面でも非常に良い経験ができました。
こちらのイベントも400名の応募があり、また後日アンケートの結果も上々で開催して良かったなと思いました。
振り返り記事も書きましたので、興味がある方はぜひ読んでください。
この頃にはメンバーも11人まで増えて、ちゃんと部活動として成り立ってきている感が出てきました。

広報の方々とイベント終了後の写真
その他:日々の活動
大きなイベントだけでなく、地道な活動も続けています。
Kaggle部内部での勉強会開催や、コンペ終了後の解法共有会など、継続的な学習サイクルが回っています。
また、Kaggle部立ち上げの詳しい話などはこちらの記事で公開されていますので、興味がある方は御覧ください。部員の髙橋さんとのインタビュー記事です。
ちなみに、髙橋さんは所属部署も一緒ですが、積極的に勉強会を主催されているすごい先輩です。
一年間部長をやって
新卒という立場で部長を務めることに不安もありましたが、終わってみれば得難い経験ばかりでした。
一番の収穫は、部署に閉じない知り合いができたことです。
Kaggle部には、私の所属部署以外の方や、エンジニア職種以外の方(広報の方など)、さらにはイベントを通じて知り合った他会社の方など、Kaggleを中心として多様なバックグラウンドを持つ方が参加してくれています。
技術力の向上はもちろんですが、こうした「人の繋がり」こそが、コミュニティを立ち上げて一番良かったことかもしれません。
最後に
博報堂テクノロジーズは、マーケティング×テクノロジー領域で活躍できる人材を積極的に募集しています。キャリアサイトをリニューアルしましたので、興味をお持ちの方はぜひご覧ください。



