⭐︎ルーティングプロトコル
役割
・リモートネットワークの検出
・宛先ネットワークの最適ルートの検索
・ルート情報を最新の状態で維持する
・トポロジの変更に応じて、ルーティングテーブルを変更
主な方式
🚩ディスタンスベクター型(RIP・IGRP)
ルーティングテーブルを交換して、最適ルートの検索
🚩リンクステート型(OSPF)
インターフェイスの情報を交換して最適ルートの検索
最適ルートを検索するときの判断基準 『メトリック』
✽RIP 「メトリックはホップ数!」
宛先ネットワークへ到達するまでに経由するルータ数(ホップ数)を使って最適ルートを検索!
リンクの帯域幅を考慮しないため、必ずしも最速とは限らない!
トポロジの変更がなくて30秒毎に全てのエントリをアップデート送信するため、帯域幅を消費する。
設定も動作もシンプルなため、ルータやCPUの消費は抑えられるが、30秒毎のアップデート送信があるためルータ数が増えると、コンバージェンスにかかる時間が長くなることがある。
✽OSPF 「メトリックはコスト」
各ルータはLSAと呼ばれるインターフェイス情報の交換を行う。LSAはパズルのピースのような役割を持ち、繋ぎ合わせるることでトポロジマップが完成する。各ルータがトポロジを知っている状態で、SPFというアルゴリズムを使って、最適ルートの決定を行う。
コスト値とは、ルータから宛先ネットワークに到達するまでのリンク(回線)の帯域幅を基に自動的に算出する。
帯域幅をもとに最適ルートの決定行うため、コンバージェンスも速い。
✽EIGRP 「メトリックは帯域幅と遅延」
シスコ社が開発した独自のルーティングプロトコル。シスコ製品にのみの使用。
方式は、ディスタンスベクターとリンクステートののハイブリッド。
DUALというアルゴリズムを使い、大規模ネットワークでも非常に高速なコンバージョンを実現するのが特徴。