はじめに
普段はフロントエンドエンジニアとしてシステム開発やデザイン業務を行なっています。
今年2025年1月、ふと思い立ってセールで3万円台になっていた3Dプリンターを購入しました。
(組み立てられる自信がなく、3週間くらいこのまま放置されていたプリンター)
今回はFFF/FDM方式(熱溶解積層方式)の3Dプリンターについて記載します。
※ 写真が多いため、記事の読み込みに時間がかかります。
目次
購入したモデル
Bambu Lab A1 mini
今回は 「Bambu Lab A1 mini」のAMSなしバージョン を購入しました。
「Bambu(バンブー)は初心者でも使いやすい」みたいなことを聞いたので、なにか作れたらいいなと思っていました。
Bambu Labとは
中国発祥の個人用デスクトップ3Dプリンターに特化したスタートアップ企業です。
中国(深圳と上海)、アメリカのテキサス州に3ヶ所の拠点があります。(2025年12月25日現在)
AMSとは
Automatic Material Systemの略。
1台につき4つのフィラメント(後述)を設置できます。
AMSは4台まで接続できるため 4 × 4の16種類(16色)出力することができます。
今回は 「AMSなし」なので、1色のみ出力できる3Dプリンター になります。
AMSは後付けすることも可能です。
組み立て
説明書が簡素だったので、少しわかりにくさはありました。
機械が得意な人からしたらかなり簡単だと思います。
▽ 3ピンコンセントとは知らず、あとから3P→2P変換アダプタをAmazonで購入しました。
3Dプリンター用語
フィラメント
今回私が購入したFFF/FDM方式(熱溶解積層方式)の3Dプリンターで造形を行うためには、この 「フィラメント」 というものが必要になります。
たまにAmazonでセールをしているので、1kg 1200〜2000円のものを5種類くらいまとめ買いしました。
比較的安いので「esun」というメーカーのものを買うことが多いです。
3Dプリンターフィラメントは、主にFFF/FDM方式(熱溶解積層方式)の3Dプリンターで物体を作る際に使用する材料です。
細長い糸状の形をしており、層状に積み重ねて物体を作成します。
印刷機がインクがないと印刷できないように、3Dプリンターはフィラメントがないと造形できません。
(引用:3Dプリンターフィラメントとは?種類と選び方をわかりやすく解説 | 3Dプリンター/3DスキャナーならAPPLE TREE株式会社)
素材はいろいろありますが、私はまだ「PLA」というものしか使ったことがありません。
PLA(Poly-Lactic Acid)は、3Dプリンターでよく使われる素材です。
主にトウモロコシやジャガイモを原料としており、最終的に水と二酸化炭素に分解されるため、環境に優しいと言われています。
造形中の匂いがあまりなく、冷却時の熱収縮が少ないため、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
成型するときに材料が一様に収縮するのでひずみや反りが起こりにくく、安定して出力できます。
一方で、高温や耐熱性、耐衝撃性が劣るデメリットがあります。
(引用:3Dプリンターフィラメントとは?種類と選び方をわかりやすく解説 | 3Dプリンター/3DスキャナーならAPPLE TREE株式会社)
poop(プープ)
フィラメントを交換するときに排出される言わばゴミのようなもの。
poopは英語で「う○ち」という意味があります。
一応ゴミではありますが、これを溶かして別のものを作る方もいるので、捨てずに取っておく場合もあります。
使い道はないけど、私も今まで出たpoopは全て保管しています。
▽ 排出されたpoop
モデリングのための使用ソフト
モデリングには Autodesk (Fusion360) を使っています。
商用利用せず、個人で楽しむために使っているので、「商用の完全版 Autodesk Fusion」ではなく無料の「個人用 Autodesk Fusion」を使っています。
私はAutodesk Fusionしか使ったことがありませんが、 Blender(ブレンダー) でモデリングされる方もいます。
モデリングから造形までの過程
▽ Autodesk Fusionの画面
モデルができたら、stepファイルでエクスポートします。
▽ Bambu Labのソフトにインポート
▽ スライスという作業を行います
ボタンクリックですぐにできます。
▽ 3Dプリンターに情報を送る
1h35m:1時間35分で造形が完了する予定
48.32g:造形物の重さ
タイムラプス:チェックを入れると造形中の映像を撮影することができます。カメラはデフォルトで3Dプリンターについています。
▽ 造形できたもの
ビルドプレート(写真でいう底面の銀色のもの)と造形物との設置面が少ないと不安定になるため、雪だるまの下に四角い土台を付けています。
本当はないほうがかわいいのですが、丸をうまく造形する方法が思いつかなかったので土台をつけることにしました。
作品集
今まで自分でモデリングして作ったものを紹介します。
一部はBambu Labが提供しているMaker Worldというサイトからモデリングデータを拝借しています。
乃木坂風のキーホルダー
記念すべき1作品目は、何を作ればいいのか分からなかったので好きなアイドルグループのキーホルダーにしました。
三角形や「N46」という部分は「押し出し」機能を使っています。
チェーンを通す部位は、穴をあける機能を使うと簡単に穴あけができます。
ねこねこコースター
フリーハンドでねこの顔と肉球マークを作りました。
「neko neko」のようにフォントを入力することもできます。
デフォルトで何種類かフォントが入っていました。
ゴシックや筆記体も用意されていました。
ホワイト
ピンク
ゆきだるまねこ
モデリングから造形までの過程の説明で使用したモデルです。
3Dプリンターなのに平らなものばかり作っていたので、「立体的なものを作りたい」と思って挑戦しました。
耳、鼻、ボタンの部分を作って胴体にくっつけるのが難しかったです。
ゴルフのティー
他の3Dプリンターユーザーが作ったデータから作りました。
ラウンドで何本か試しましたが、全部折れました。
ショットに耐えられる素材のフィラメントがあれば、うまくいくのかもしれません。
Maker Chip
3Dプリンター界隈には「Maker Chip」(メーカーチップ)を名刺がわりに交換するという文化があるようです。
日本では2025年5月ごろから流行り始めたようです。
今年2025年9月に大阪で開催された3Dプリンターのイベント「3DPの集い」に参加する機会があったので、それを機に作ってみました。
<Maker Chipのルール>
サイズが重要です。
直径:40 mm
厚さ:3 mm ~ 3.5 mm
▽ 1個モデリングしたあと、Bambu Labのソフト上で大量に配置している様子
計16個敷き詰めていますが、ノズルが別のChipに接触して途中で剥がれたりしました。
なので最終的には9個に落ち着きます。
こういう失敗をたくさん繰り返して、効率的に造形していくのかな、と思いました。(初歩の段階)
▽ 量産中
▽ できあがったMaker Chipの表と裏
▽ デジタルノギスで厚みを測定しているところ
ここで何十個か作ったあとに「厚さは3 mm ~ 3.5 mm」と決まっているのに、4.1mmあることが判明しました。
全部作り直しました。(大変だった)
ちなみにデジタルノギスはAmazonで999円で購入しました。
高さ、横幅、厚み、深さなどを測ることができます。
サクッと色々測れるので便利です。
今年買って良かったもの2025にノミネート予定。
名札
3Dプリンターのイベントに参加するときに役に立つかなと思って作りました。
左が首からぶらさげる用。右が荷物につけておく用です。
うさぎはFigmaで描いてからSVGで出力し、Autodesk (Fusion360) にインポートしました。
3Dプリンターは難しいイメージがありますが、絵やデザインが好きな人やフリーハンドで絵を描ける人にもおすすめです。
感想
こういう機械は自分には縁がないと思っていましたが、実際に買って動かしてみるととても楽しかったです。
3Dプリンターをきっかけにその界隈の人とも仲良くなれたのが嬉しかったです。
まだモデリングも下手でプリンターの知識もないのですが、来年も色々作っていきたいと思います。
参考サイト





















