C#のLINQメソッドチェインで思った通りの結果にならない時、途中結果を確認できたら便利ですよね。
この投稿では、RiderでLINQのメソッドチェインの途中結果を確認する方法を紹介します。
- この投稿のスクリーンショットは、Rider 2025.1 RC1のものです
- この投稿では、次の様なコードを使って説明します
var persons = new List<Person>
{
new ("田中太郎", 35),
new ("鈴木花子", 28),
new ("佐藤一郎", 42),
new ("山田梅子", 29),
new ("田中二郎", 32)
};
var names = persons
.Where(p => p.Age > 30)
.Select(p => p.Name)
.Order();
foreach (var name in names)
{
Console.WriteLine(name);
}
record struct Person(string Name, int Age);
LINQの処理をする前の行でブレークポイントを貼り、デバッグ実行し、LINQの処理をステップオーバーします。
するとDebug Windowの「Thread & Variables」タブに、LINQのメソッドチェインごとの結果が表示されます。次のスクリーンショットは、該当の「Thread & Variables」タブを拡大した様子です。
Exploreボタンをおし、Results要素を開くと、各要素を確認することができます。（スクリーンショット中に、「Expanding will force enumaration of the object」と注意があることに気をつけてください。）
この様にRiderでは、LINQのメソッドチェインの途中結果を確認できます。
Rider 2025.1以降を使うのであれば、「Debug LINQ expressions」が便利です。
（Rider 2025.1 RCの段階では、Top-level statementsで使えないかもしれません。）