この記事では、Unityの新機能の概要把握や調査におすすめの方法を3個紹介します。
はじめに
Unityの新機能のキャッチアップ、大変ですよね。
「仕事や趣味のプロジェクトで使っているUnityのバージョン、ちょっと前のLTSで固定しているから、新しいUnityの機能はわからない・・・」
そんな方も多いのではないでしょうか?
Unityの新機能の概要把握や調査におすすめの方法は以下の3つです。
- ロードマップページを確認する
- 公式フォーラムを読む
- パッケージ内のサンプルを触る
ロードマップページを確認する
Unityは次のページでロードマップを公開しています。
日本語 : https://unity.com/ja/roadmap/unity-platform
英語 : https://unity.com/roadmap/unity-platform
次の画像は、2Dのロードマップページのスクリーンショットです。
ロードマップページには、今、実装中の機能
ややるかどうかわからない、計画中の機能
に加え、「このバージョンでこの機能が加わった
」という過去の履歴も、ある程度残っています。先の2Dのロードマップページのスクリーンショットには、画面中央にUnity 2020.3 LTSで加わった機能が、画面下部には実装中の機能が掲載されています。見切れている部分には、Unity 2021.1やUnity 2022.2で追加された機能が掲載されています。
また、各項目をクリックすると、次の画像のような機能の概要説明ダイアログが現れます。該当機能の概要をさらに知ることができます。さらに機能によっては、後述の公式フォーラムへのリンクや、パッケージのマニュアル・CHANGELOGへのリンクも掲載されています。
ロードマップは、2D、AR/VR、Editorなど分野ごとに用意されています。まずは、ロードマップのルートページを確認してみることをオススメします。
公式フォーラムを読む
気になった機能を見つけたら、一般的にやるべきことは2つです。
- 実際に触ってみる
- 公式ドキュメントを読む
Unityにおいて、筆者が新しい機能の概要を把握するために、公式ドキュメントと併せてオススメしたいのは、
「Unity公式フォーラムの新機能の説明・紹介ページを読むこと」
です。
次の画像は、「URP 12の2Dグラフィックス機能のフォーラムページ」のスクリーンショットです。
新機能のキャッチアップには、UnityパッケージのCHANGELOGや公式ドキュメントと併せて、このような公式フォーラムを読むこともオススメです。
「Unity公式フォーラムの新機能の説明・紹介ページ」には、ロードマップページの該当機能のダイアログにリンクが掲載されていることが多いです。
パッケージ内のサンプルを触る
気になった機能を見つけたら、一般的にやるべきことは2つです。
- 実際に触ってみる
- 公式ドキュメントを読む
実際に機能を触ってみる際は、まず公式提供のサンプルを触ってみることが機能の理解の近道です。
Unityが提供するサンプルには、
- AssetStoreで公開するサンプルプロジェクト
- GitHubで公開しているサンプルプロジェクト
などに加え、
「パッケージ内のサンプル」というサンプルもあります。
次の画像はPackage Manager Windowで「2D Animation」パッケージを開いた状態のスクリーンショットです。
Samplesという表示と「Import」ボタンがあります。このImportボタンを押下すると、2D Animationに同梱された公式サンプルが、次のスクリーンショットのようにプロジェクトにインポートされます。
次の画像は、サンプルシーンの一例です。
このようにパッケージによっては、サンプルが同梱されています。インポートし実際に新機能を使ってみることは、新機能を理解する近道になるでしょう。
おわりに
この記事では、Unityの新機能の概要把握や調査するのに役立つトピックを3個紹介しました。
実は新機能の情報はさまざまな形式で、Unity公式が提供・公開してくれています。しかし、ロードマップページに言及しているツイートや技術記事が多くなかったので、「意外と知らない人も多いのではないか」と思い、この記事を作成しました。この記事が、みなさんのUnity新機能キャッチアップに役に立てば幸いです。
(あと、新機能紹介記事、みなさんもどんどん書いてくれると嬉しいです!)