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Rider 2024.1から追加されたCollections Visualizerが便利

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2024年4月、各種JetBrains IDEのバージョン2024.1がリリースされました。

.NET IDEであるRiderも、魅力的な新機能と共にバージョン2024.1がリリースされています。

この投稿では、Rider 2024.1で追加されたCollections Visualizerを紹介します。

Collections Visualizerとは?

Collections Visualizerは、Debug時、配列やリストなどの様々な列挙可能な型のデータを表計算ソフトのようなUIで確認できる機能です。要素の展開と折りたたみやページネーション、並び替え、フィルタリング、グラフへのプロット、様々なフォーマットでの出力も可能です。

公式ドキュメント「Visualize data structures」

Rider 2024.1のブログ内の「New features for the debugger」

どうやって使うの?

Debugを実行し、Threads & Variablesタブ内の確認したい対象に注目します。今回は下図の変数「enemies」の中身をCollections Visualizerで確認してみましょう。次の図中赤枠線で囲ったenemiesの右にある「Explore」というボタンをクリックします。

スクリーンショット 2024-04-15 21.16.06.png

注) 公式ドキュメントだと「Explore」でなく「View」になっています。↑の図はMac版のJetBrains Rider 2024.1のスクリーンショットです。

すると、次の図のようなCollections Visualizerが開きます。

スクリーンショット 2024-04-15 21.18.38.png

注) Window名はCollection View

操作いろいろ

Collections Visualizerの操作やできることを簡単に紹介します。

次の図赤線枠で囲った部分により表示数の変更したり、次ページ・前ページへの送りができます。

スクリーンショット 2024-04-15 21.27.36.png


次の図の赤線枠で囲った部分にラムダ式を記述して、行をフィルタリングできます。

スクリーンショット 2024-04-15 21.29.08.png


次の図、赤枠線で囲ったような列名をタップすることで、指定列による並び替えができます。

スクリーンショット 2024-04-15 21.31.32.png


タブを切り替えて、行の中身やセルの中身を異なる形式で確認することができます。

次の図は、.NET Valueタブ。

スクリーンショット 2024-04-15 21.32.44.png

次の図は、Recordタブ。

スクリーンショット 2024-04-15 21.32.46.png


次の図中の赤枠線で囲ったボタンを押すと

スクリーンショット 2024-04-15 21.09.07のコピー.png

次のようにグラフ表示ができます。

スクリーンショット 2024-04-15 21.26.24.png


次の図中の赤枠線で囲ったボタンを押すと、Export Data Windowを開きます。

スクリーンショット 2024-04-15 21.09.07のコピー.png

Export Data Windowでは、CSVやTSVをはじめ、様々なフォーマットでファイルを保存したり、クリップボードに保存したりできます。

スクリーンショット 2024-04-15 21.08.26.png

まとめ

Collections Visualzerにより、量が多いコレクションを確認する際のデバッグが捗りそうですね。

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