はじめに
こんにちは!LOBの @RyosukeKawamura です。
この記事は 株式会社 LOB Advent Calendar 2018 9日目の記事です。
前日のテーマがエンジニア組織LOBにおける英語化に向けてということで、現場のエンジニアである私が、日々の開発業務を進める上でどんなことに気をつけているか、どうすればスムーズにグローバルなチームで開発を進めることができるのか、について書きたいと思います。
グローバルなチームでどのようなことを目指しているか?については昨日の記事を御覧ください。
筆者の英語力
まず私の英語力ですが、はっきり言って全然だめです。
TOEICは受けたことがありません。楽天グループは800点以上が求められるとのことで今から恐れおののいています。
会話については、ゆっくりめの英語だと「む、これはおそらくこういうことかな。。。?」
となんとなくはわかるもののちょっと早くなったりするとよくわからない、
話すとなるともう「Ah...Oh...hahaha」ってなもんです。
この英語力で、海外のエンジニアチームと英語で主にはSlackでのチャット、たまにテレカン・対面でのやりとり、を乗り切る必要がある、というのが前提です。
英語の勉強
シンプルに勉強をもっとやらないといけません。これは当然のことなので本記事ではあまり述べません。笑
英語の勉強法については友人のエンジニアであるコンユウさん(LOBメンバーではない)が英会話関連のサービスのCTOをしていたこともありかなり詳しく記事「元オンライン英会話サービスCTOのオレが考える最強の英語学習方法」にまとめてくれているのでそちらを参考に進めています。
あとはオンライン英会話も少しずつやってる、という状況です。
えらそうに勉強をやらないとだめと書きましたが、はっきり言ってあまりコンスタントに進められていません。
なので今まだ私は「英語を話せる!」には程遠い状況です。ほなどーすんねんと。
いきなり話せるようにはならへんと。勉強する時間もそんなに取れへんと。ええ、私もです。めっちゃわかりますよ。なので話せない人でもなんとか業務を乗り切る方法を書いていきたいと思います。
具体的な対策・気をつけていること3点
では具体的な部分を述べていきます。実は、これって国内でプロジェクトを円滑に進めるために必要なこととあまり変わらないんですね。チームでプロジェクトをうまく進めよう、と試行錯誤した経験がある人なら、あまり違和感なくやれることばかりだと思うので、ぜひ参考にしていただければと思います!
①コミュニケーションを非同期に寄せる
これはもうみんな(特にエンジニアは)がやっていることですね。できるだけコミュニケーションを非同期に寄せます。海外のチームとも、国内のチームとも、Slackなどのチャットツールでやりとりすることが多いです。
非同期かつテキストベースであれば、本当に英語が1ミリもわからない、という場合をのぞけば話せなくとも実はほぼ困りません。今は様々な翻訳ツールもあるし、そもそも時差もある(これが実は言語の壁より大きかったりもするのですが。。。)ので同時に働くことができない時間帯も多いです。
なので調べながらでもいいのできちんと要件を英語でまとめてもれなくダブりなくすることができればいいのです。
※ただしこればっかりやってたら全然話せるようになりません。あくまで話せない状態で業務を進めるためには非同期に寄せたほうがいいよ、ということです。
②質問リスト・課題管理表などを作る
これはテレカン・対面でのコミュニケーション・複数人での英語の会議、などでも非常に有効です。
うまく聞けない、話せない人にとって会話が発散することは致命傷なので絶対に避けなければいけません。文脈がわからないことはほぼ聞き取れないからです。なので議論が散らないように、予め質問リストや課題管理表などを作っておきます。これは日本人同士の会議でも議論が収まりやすくなる技術ですね。
そして、作ったものを画面共有などでみんな見える形にして会話を進めるのです。
そうすると「ああ、こいつこのあたりの仕様の議論をしたいんだな。」「これの期日や担当者を決めないといけないんだな」と話す前から全員の意識をそろえることができますし、自分が聞きたいこともすでに英語で画面に写ってるので、あたふたせず英語を話すことができます。
議事録とかも、想定する範囲で先に作っておくくらいの勢いでもいいかもしれません。
ここまで仕込んでおけば、全然知らない単語が出てきたり、本当に想定外の質問が来たとき以外はほぼ大丈夫になります。
最悪そうなったら**Please just a moment...とか言って調べて、
それでもだめならI will send the message later . OK ?**とすればいいんです。
日本語の会議でも「ただ今お調べしますのでお待ち下さい」とか「持ち帰り検討しますので折り返しご連絡いたします」とかやりますよね。それと同じで大丈夫だと思います。そればっかだとだめだけど。笑
③強気
最後に根性論かよ、とツッコみたくなりますが、これ実はいちばん大事なんじゃないかって思います。
言語、時差と大きい壁が2つもありますが、文化とか考え方の違いとか、そのあたりもかなり大きいな、とこの数ヶ月海外のチームとやっていて感じます。
・はっきり自分の意見を伝えあうべきだという雰囲気
・定時後はサクっと帰るぜという風潮
・こだわるところとアバウトなところが日本とぜんぜん違う
などなど結構ちがうなーとおもうところがたくさんあります。
例えば日本だと、何も言わなくても期日までに終わらなさそうだと残って仕事する人が多かったりしますが、そういうタスクがあっても、普通に帰っちゃいます。笑
逆にいろいろ質問したり自分の意見をはっきり言う場合に日本ほど気を使う必要がないのかなと感じています。むしろ言わなかったり聞かないと「ん?なんで言わねーの?」ってなるし、日本人同士でやるときより「お前はどう思うの?」と問いかけられることが多いな、と感じます。**What do you think of ~?**ってめっちゃ聞かれます。
文化の差を意識しつつ、イッテQの出川みたいな感じで、変な英語でもガツガツ行くほうがうまく進むなぁと感じてるので、強気というか積極性というか、そういうのが大事だなぁと思います。
おわりに
以上、英語できないマンがプロジェクトを進める上でどう工夫しているかをまとめました。
普通やん、日本と一緒やん、と思った方が多いと思います。そうなんです。意外となんとかなるんです。
特にエンジニアであれば、技術という共通の文脈があるし、使っている技術がそもそも英語だし、というのがあるので他業種よりハードルは低いかもしれませんね。
とはいえもっときちんと勉強して、グローバルで活躍できるようにもっと英語を磨いていかないとなー、と思っています。
大変ですけど、いろいろな国のチーム・プロダクトを駆使して、大きな目標に向かっていく今の仕事、とてもやりがいがあって楽しいので、興味がある・一緒にやりたいって方がいればぜひ一緒にやりましょう!
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