はじめに
こんにちは!LOBの @kshibayama です。
この記事は 株式会社 LOB Advent Calendar 2018 8日目の記事です。
今回、技術そのものからは少し離れますが、僕の勤務先で開発を進めるにあたって直面している英語化という課題について、記録がてら書こうと思います。
※Qiita内の他の記事にもエンジニア組織論的なものがあったので、怒られないはず。
そもそも何をやっているの
LOBは、Web広告領域における開発を生業としているのですが、最近二子玉川にグローバル本社を構える一部上場企業に買収され、そのグループ傘下に収まりました。
我々が掲げているミッションは下記の通りで、特に市場を限定していないのは、上記買収の先に、日本に閉じないプロダクト開発に関わることが念頭にあったからなのでした。
そして今現在、このミッションの旗印のもと、プロダクト開発に勤しむ日々を過ごしています。
何が課題なの
大まかな状況としては、買収されてまだ日が浅いため、いわゆる買収後統合(PMI: Post Merger Integration)のプロセスが裏で進行するなかで、開発を進めています。その中で、少なくとも僕がこれまで経験してきた職場と違う大きな点があります。
それは、 プロダクト開発において日本国外に拠点を置くチームと協業する前提があること です。
LOBが買収されることになった大きな理由の一つに、いわゆるアドテクという技術領域における開発力があります。しかし、英語でのコミュニケーションを前提にした開発に対して社内の誰もが真剣に捉えられていたかというと、正直そうではなかったというのが実情です。
ところが、開発開始してから数ヶ月間がたった今、明らかになったのは、 海外メンバーとの意思疎通不全、開発を共同して進めるのに困らない程度の英語力の必要性 でした。
そもそもグループの様々なビジネスで利用してもらえるような広告プラットフォームを作るためには、各地域ごとのビジネス状況、それに連なる要件の把握が必須であり、開発を進める上で日本に閉じずにそうした要件を考慮していかなければならないわけです。しかし、少なくともLOB内部で開発の優先度をつけるためにも、積極的に情報を取りに行くことが必要で、組織として 公用語としての英語 に適応していかなければならないなと考えています。
英語化してどうするの
これはもう端的に、日本国内だけでも3兆円以上の取引額を誇るECを中心とした事業群を、下支えする広告プラットフォームを作っていきます。それに尽きます。
日本国内だけで相当な額の取引があるのだから、別に英語化する必要ないじゃないか、という反論もありうると思いますが、マクロで捉えたときに縮小しつつある日本市場に閉じるのは好手ではない、ということになると思います。
以下のような証言もあるので、組織としての英語化もサクッとこなし、着実にミッションを遂行していきたい、という次第です。
「英語を学んだおかげで海外のエンジニアとコミュニケーションがとれるようになってきました。(中略)サービスに対する高いマインドは、海外のエンジニアたちに負ける気はしませんでした。したがって、これから重要になるのは、楽天グループ内の海外エンジニアたちにも、その高いマインドを知ってもらうこと。そのためにも英語が必要だと思っています。」
三木谷浩史「たかが英語!」第4章; とあるエンジニアの証言より抜粋
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