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定時で帰らせるためのスクラムマネジメント 見積りは時間がかかるし外れるしもうやりたくない!それを解決するプランニングポーカーとは

Last updated at Posted at 2022-03-21

見積り

スクラム.009.jpeg

見積りしたことある方…辛くないですか?
時間をかける割によく外れる…もうやりたくない!となりませんか?

プランニングポーカーとは

相対見積り手法です。時間で絶対的に見積もると必ずズレます(統計的にも立証されています)。そのため、ポイント・Tシャツサイズなど相対的な見積りをします。
「ログイン画面を作る」が2ポイントだとして、「ログインAPIを作る」は相対的に「ログイン画面を作る」の2倍かかると思えば4ポイントとなります。
見積りするときに、一人で行うと前提条件の違いや理解の相違が起こり、そこが見積りのズレとなります。
チーム全員で見積りを行うことで、このような認識の差を埋めます。
ポーカーのカードにはフィボナッチ数列を基にした0, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 無限大, コーヒーブレイク, 不明があります。

事例

プロダクトバックログ

下記のプロダクトバックログがあったとします。

  • ログイン画面を作成する
    • ID入力フォームとパスワード入力フォームとログインボタンがある
  • フロントエンド側のバリデーションを実装する
    • IDのバリデーションとパスワードのバリデーションが実装されている
  • ログインAPIを作成する
    • IDとパスワードを照合する
    • IDのバリデーションとパスワードのバリデーションが実装されている
  • ログイン画面とログインAPIを結合する
    • フロントエンドからログインAPIを呼ぶ

見積る

担当開発者がどのような仕様で、どのような機能を実装するかを説明します。
それに対して、他のメンバーが確認をします。この時に自分がアサインされる想定で出してもらいます。

  • 開発者
    • ログインフォームを作成します
  • チームメンバーA
    • CSSも自作しますか?
  • 開発者
    • CSSはすでに設計済みなのでclass属性を指定するだけです
  • チームメンバーB
    • バリデーションはありますか?
  • 開発者
    • バリデーションは別のバックログにあるので、ここではHTMLを作成するだけです。
  • スクラムマスター
    • 見積もりしますか
  • メンバー全員がその場にいればカードでも良いが、ウェブサービスもあります。そこで各メンバーごとにポイントを出します。
  • 開発者
    • 2ポイント
  • チームメンバーA
    • 5ポイント
  • チームメンバーB
    • 5ポイント
  • スクラムマスター
    • 8ポイント
  • スクラムマスター
    • 開きがありますね。私は実装したことがないので様子見で出しました。なぜ5ポイントなのでしょうか?
  • チームメンバーA
    • 前に作成した画面が4時間くらいだったのでとりあえず1時間1ポイントとして4ポイントにしました。
  • スクラムマスター
    • なるほど、では開発者の方は
  • 開発者
    • 前のプロジェクトで実装したときは2ポイントでした。
  • チームメンバーB
    • なら、それが正しそうだ。HTMLを組むだけだし
  • スクラムマスター
    • もう一度出しましょうか
  • もう一度カードを出します。
  • 全員が2ポイント
  • スクラムマスター
    • 「ログインフォームを作成する」は2ポイントですね。

このように、前提とか背景などチームメンバーで認識を合わせながら進めることで、精度を高めます。
チームが成熟し、2週間など短いスプリントだと見積もりの精度が上がります。
何より、一人で見積もりをするとただただ辛いだけですが、心理的な負荷分散をすることができます。

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