はじめに
以前、いくつか Livebook で Text to Speech = 音声合成 = 文章の読み上げの記事を書きました
これらの手法は Livebook 以外に VOICEVOX を起動していたり、 AWS のアカウントを用意したりが必要です
今回紹介する手法では、 Livebook だけあれば Text to Speech できてしまいます
実装したノートブックはこちら
セットアップ
Mix.install([
{:kino_text_to_speech, "~> 0.1.1"}
])
そのままの名前です
KinoTextToSpeech をインストールします
スマートセルからの Text to Speech
KinoTextToSpeech をインストールすると、 Text to Speech のスマートセルが使えるようになります
Text to Speech のスマートセルを追加すると、以下のような表示になります
VOICE に「Google 日本語」を選択し、セルに読ませる文章を入力しましょう
その状態でセルの左上 Evaluate (再実行時は Reevaluate) をクリックすると、喋ってくれます
早口言葉もバッチリです
仕組み
Web Speech API を使っています
VOICE のドロップダウンにはブラウザでサポートされている音声の一覧が表示されるようになっています
まとめ
KinoTextToSpeech を使うことで Livebook だけで音声合成できました
Web の仕組みと Elixir を組み合わせられるのが Livebook の強みですね