はじめに
「Copilot を Issue にアサインしても動いてくれない」
「追加の従量課金予算を設定しているはずなのに、なぜか従量課金できない」
稀に遭遇する問い合わせについて備忘録を残します
エラーの内容
GitHub Copilot を契約していると、 Issue に Copilot をアサインすることができます
アサインされた Copilot はクラウド上でコーディングし、 Issue を解消してくれます
この機能をクラウドエージェントと呼びます
しかし、以下のようなエラーが発生し、 Copilot が働いてくれないときがあります
The agent encountered an error and was unable to start working on this issue: Before you can use Copilot cloud agent, you need to pick a "Usage billed to" option in your Copilot settings. Update your settings, then try again.
和訳
エージェントでエラーが発生し、この Issue の作業を開始できませんでした。Copilot cloud agent を使用するには、Copilot の設定で「Usage billed to(利用料金の請求先)」オプションを選択する必要があります。設定を更新してから、もう一度お試しください。
原因
これは「複数の請求先が存在している場合」に発生するエラーです
通常、 GitHub Copilot は一つの組織(または個人)で契約します
しかし、複数の組織で重複して契約することも可能です
A 組織で Business プランを契約していて、 B 組織で Enterprise プランを契約している場合、クラウドエージェントはどちらの組織に請求すべきなのか判断できません
解決方法
個人の設定画面を開きます
- 右上ユーザーアイコンをクリック
- ドロップダウンから「Settings」をクリック
Copilot の機能設定画面を開きます
- 左メニューで「Copilot」を開く
- 開いたアコーディオンの中から「Features」を開く
すると、 複数の組織で Copilot を契約している場合のみ 「Billing」という項目が表示されます
ここで「Usage billed to(利用料金の請求先)」にどちらかの組織を指定すればエラーが解消します
一つの組織でしか契約していない人には「Billing」自体が表示されないのが厄介です
「エラーが出た」と問い合わせを受けた人が一つの組織でしか契約していない場合、どこから設定すればよいのか全く分かりません
同じ原因で起こる問題
GitHub Copilot では、プレミアムリクエストが規定量を超えた場合、従量課金で追加購入可能になっています(2026年5月現在)
従量課金できるかどうか、また何ドルまでは従量課金できるか、というのは組織単位で設定します
複数組織で契約しているとき、以下のような設定だとします
- A 組織では追加の従量課金不可
- B 組織では追加の従量課金可
この状態で VSCode から Copilot に指示を出したとき、以下のエラーが発生することがあります
制限がリセットされるまで、Copilot は一時停止します。詳細については、管理者にお問い合わせください。
B 組織側の設定で「従量課金できる」と思っていたのに、実は請求先が A 組織になっていて従量課金が制限されています
この場合は請求先を B 組織に変更することでエラーが解消します
まとめ
複数組織で GitHub Copilot を契約すること自体そんなにないと思いますが、そのようなときにしか表示されない「Copilot の Billing 設定」がある、ということだけ覚えておきましょう



