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はじめに

 Livebook で大量のデータ解析など重い処理を実行しているとき、「ひたすら待つ時間」ができます

その間は大抵別のことをやっていて、時々 Livebook をチラ見しては状況を確認する、ということいなります

「視覚」だと意識的に「目」を向けないといけないので、意外と面倒です

少し席を離れている間にいつの間にかエラーが発生していて、ログは遥か彼方に過ぎ去っていたり、実行したことをすっかり忘れるなんてことも

そんなとき、「聴覚」なら意識せずとも「耳」に音が飛び込んでくるのですぐに反応できます

と言うわけで、 Livebook に通知音を追加します

実装したノートブックはこちら

セットアップ

KinoSound をインストールします

Mix.install([
  {:kino_sound, "~> 0.1.2"}
])

スマートセルで音を確認する

KinoSound をインストールすると、 SmartSounds のスマートセルが追加できます

スクリーンショット 2023-12-28 10.21.47.png

SmartSounds のスマートセルでは、 KinoSound で鳴らすことができる音をボタンで確認できます

KinoSound の利用例

以下のようなコードを実行します

IO.inspect("Start!!")

result =
  0..5
  |> Enum.reduce(:ok, fn _, acc ->
    Process.sleep(3000)
    IO.inspect("Hello!!")
    KinoSound.print()
    acc
  end)

case result do
  :ok ->
    KinoSound.success()
  _ ->
    KinoSound.error()
end

3秒待って "Hello" と出力するのを 6 回繰り返し、最後に実行結果(この例では :ok 固定ですが)を返します

「ループが 1 回終わったよ」と言う通知のために KinoSound.print() で音を鳴らし、最後に成功したかどうかも KinoSound.success()KinoSound.error() を使ってお知らせします

まとめ

特に AI のトレーニング中など、通知音を活かせる場面は多そうですね

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