はじめに
今年もCLS高知に参加してきました
イベントで感じたことを書き残しておきます
本編
今回の参加者は210人!
テーマは「コミュニティで突破せよ」
コミュニティを武器として課題を突破するためのヒントを学びます
アウトプット講習
最初に、Mitzさんによるアウトプット講習がありました
私は毎回色々なイベントの度に「アウトプットしましょう!」と言っていますが、、、
こちらがアウトプットを求めるのであれば、まずは参加者に価値を提供するべき、という「価値交換」の話がありました
ついSNS投稿をアウトプットとして求めてしまいがちですが、参加者本人が学んだことを実践する、というアウトプットこそ、価値交換に繋がるものです
最初にこの「アウトプット講習」を置いたこと、そして、この後のパネルディスカッションごとに参加者同士のグループディスカッションを入れたことで、今回はかなり「アウトプット」を意識した作りになっていると感じました
このスライドによる問題提起から、次の具体的な実践ステップへと繋がっており、見事なアウトプット設計だと感じました
Mitzさんによる解説
アウトプットについて感じたこと
当社、株式会社オーイーシーのパーパスは「Action! Playful!」なので、アウトプットも奨励されています
しかし、社員にアウトプットしよう!アウトプットしなさい!というだけでは意味がありません
こちらから価値を提供し、アウトプットしやすい状況を作る、アウトプット設計が重要だと学びました
パネルディスカッション① コミュニティ起点でつくる、地方発ブランドの広げ方
オタフクの前田さんと松田医薬品の松田さんをパネラーとして、地方発ブランドをコミュニティで広げていった事例について展開されました
オタフクさんのファンコミュニティ「オタフクラブ」は本当にネーミングセンスが素晴らしいです
自分ごととして捉えてもらうためにネーミングには力を入れた、と仰っていましたが、これは見事ですね
松田医薬品さんは自社でコミュニティを立ち上げるのではなく、既存の銭湯コミュニティを活用していました
自社製品をプロユース、ハイエンドとしてブランディングしていくことや、自社社員のモチベーションがコミュニティ活動では高くなっていたことなど、自社分析をしっかりやりながら、コンセプトはブレずに、方法は試行錯誤で調整しながらマーケティングを進めていました
現在、銭湯コミュニティは閉じてしまったということでしたが「コミュニティはなくなってもファンは残った」という言葉に、コミュニティ活用の真髄が見えます
パネルディスカッションの後には即、近くの人(初対面の人)とグループディスカッションが行われました
これが今回は非常に良かったと思います
その場ですぐにディスカッションすることで、SNS投稿に慣れていない人でもアウトプットでき、聞いた内容、自分の考え、他の人の考えが整理できます
非常に長時間のイベントなので、インプットとアウトプットが交互にくる構造は、イベントをだれさせないことにも有効だったと思います
コミュニティに対する視点について思ったこと
私の場合、最初に触れたのが Elixir という開発言語の技術コミュニティだったので、コミュニティを「何かが好きな人の集まり」と捉えていました
あくまでもコミュニティは(運営の立場ではあっても)、コミュニティの内側からの視点で眺めていたように思います
もちろん、このコミュニティも「Elixir の普及」という側面ではマーケティングの要素はあります
(Elixir を採用している企業や組織にとっては人材確保の機会が増え、 Elixir が有効な案件や研究が活発になる)
しかし、私個人としては、「コミュニティで地域のエンジニアを盛り上げよう」という視点を持ってCLSに参加していました
このパネルディスカッションの視点はコミュニティの外側からの視点が大いに含まれています
「コミュニティを盛り上げよう」ではなく「コミュニティを盛り上げてもらうためにどうするか」というメタ的な視点です
技術コミュニティ運営として私がCLSに期待していたこととは必ずしも重ならない視点ではありますが、この視点は、今やろうと企画している(裏で糸を引こうと考えている)社内コミュニティの立ち上げには非常に有効だと感じました
パネルディスカッション② 小さく始めて、変えながら育てる — コミュニティ運営のPIVOTと持続のリアル
シュトーレンの製造・販売を行っているカゴノオト、前さん、言わずと知れたドモホルンリンクルの再春館製薬所、田中さんが、コミュニティを継続していくにあたっての苦労と工夫を語ってくれました
カゴノオトさんでは朝礼を配信している、というのが面白かったです
朝礼までファンのためのコンテンツにしてしまう、という発想がすごい
再春館製薬さんは2度ファンコミュニティを閉じた経験があり、そこから得た教訓で今継続できているという話でした
コミュニティの役割について感じたこと
「心理的安全性」というのが、コミュニティ運営に非常に重要だと感じました
コミュニティ内で誰かがマウントを取ったりし始めると、「語りたいから来ている」人たちがいなくなってしまう
また、参加者を増やすことやファンに購入させることが目的になってしまうと、コミュニティである意味がなくなる
B2Cではなく、C2Cで、コミュニティの参加者が主体的にイベントを企画したり、口コミを広げていくという「コミュニティであることの意義」に必ず立ち帰り、そこがブレないようにする
ついつい、特に仕事でコミュニティをやろうとなると、人数や売上などの分かりやすい目標に向かって動いてしまいますが、そうではなく、「なぜコミュニティをやっているのか」というところを見続ける
社内コミュニティや技術コミュニティでも意識していくべきことだと感じました
社内コミュニティは「部署や役職関係なく、相談できる場を作りたい」という思いで考えています
このコンセプトが崩れないようにやっていきたいです
ライトニングトーク
特に印象に残ったのはソルパックの森嶋さんでした
私自身は直接事業でコミュニティを活用する立場にはないので、森嶋さんの事例が一番身近で、かつ理想的に感じました
CLS高知で出会った守隨さんに、会社概要と事業部紹介のグラレコ化を依頼
「いいな」と思ったものをすぐに会社に還元する姿勢を見習わなければいけません
他の方々の LT も非常に素晴らしかったです!
が、中でもやはり土井さんの「StapaでGo!」が頭から離れません
グループディスカッション
グループディスカッション(メイン)では、今回も高知で頑張っている方の課題をみんなで考えました
まやぱんさんの課題は、海中探査イベントのリピーターを増やすこと
今回のグループディスカッションは二人一組で、深く対話できたのが良かったです
私がご一緒したのは「しあわせ推進会議」の小川さん
「今、幸せか」と考えること自体で幸福度が上がる、という話は興味深かったです
各地CLS紹介
CLS高知
次回のCLS高知 on東京 のぼり鰹編は2026年10月3日開催
CMC甲子園
CMC甲子園は2026年8月29日開催
CLS三島らへん
CLS三島らへんは2026年7月11日開催
CLS琴平
CLS琴平は2026年12月5日開催
デジタル町民の登録もしました!
CLS別府
最後にはCLS別府の紹介もやってきました!(全て未定ですが)
大人の遠足
「移住者漁師けいた」さんに連れられて、安芸市の伊尾木漁港から初めての海釣りへ
全くの初心者の私でも釣れました!
(何回か針が指に刺さりましたが)
東京で脱サラし、移住した高知で廃墟になっていた伊尾木漁港を復活させた話は興味深かったです
誰かがきっかけを作れば、大きな課題も解決に向けて動き出すのだと感じました
ここでもやはり、CLS高知の冒頭で言っていた「価値交換」が行われたのかな、と思います
まず自分から漁港の草刈りをして、地域に貢献することを示してから、協力を得てイベント開催まで持っていった
自ら価値を提供していくことで、コミュニティ全体の価値創出になっていく、という仕組みが見えました
琴平
大人の遠足後の帰路、琴平に一泊してきました
琴平バスの楠木さんと株式会社地方創生の近江さんが、帰りの車に同乗させてくださり、琴平までご一緒させていただきました
車中では近江さんが琴平の新町商店街、KOTOVEGASの紹介ムービーを紹介してくれました
かわいい鬼が出てきた時点で大分県民としては親近感が湧きますが、なんとモデルは近江さんとのこと
現地では直接、近江さんから琴平とKOTOVEGASの紹介を受けるという贅沢まで
特に「約10万パターンの組み合わせから自分好みの一冊を作る」という琴平文具店は、今回は時間の都合でできなかったこともあり、絶対にまた来たい場所です
象頭山を見ながら呑む「呑象ブリューイング」では、ケルシュ、IPA、ペールエールをいただきました
全部のメニューが美味しかったですが、特にケルシュに漬け込んだ唐揚げは絶品でした!
鳥好きの大分県民は絶対ハマると思います
そして宿泊は「コトリ コワーキング&ホステル」へ
海外からの長期滞在の方も多く、多国籍でオープンな雰囲気の中、ゆっくり休むことができました
翌朝はコワーキングスペースからWEB会議もできました
翌朝には「こんぴらさん」まで登り、CLS琴平代表、池さんの池商店にもお邪魔しました
楠木さんの案内で訪れた、うどんも焼豚もベーグルも美味しすぎて、明らかに食べ過ぎました
琴平を代表する方々の案内でのあまりに贅沢な1泊
町の中で、自分もそのストーリーに入り込む、ナラティブな体験ができました
コンパクトな町にぎゅっと魅力が詰まった琴平に完全にノックアウトです
これはもうリピートしないわけにはいきません
次は私が何を琴平に返せるか、考える番です
まとめ
CLS高知については、今回、より実践的、方法論的になったように感じました
コミュニティを事業に活かすためのノウハウを、実践者間で共有するための場としての機能が強く、これまで積み重ねてきた思想を、現実に持っていく力を感じます
その一方で、私自身はコミュニティを活用する立場というより、コミュニティで楽しむ立場なので、自分自身の立ち位置とのズレも感じています
また、最初に語られた「価値交換」の話がずっと意識に残っています
事業を行っているわけではない自分が、これからどうCLSに価値を還元できるのか、次回のCLS別府の開催に向けて考えていきます









