モノを作るには材料と道具が必要
木製の椅子を作ろうと思ったら、材料は木と釘、道具はノコギリや金槌が必要です。同じように、家を建てるには、木材や窓ガラスなどの材料、それらを加工したりつなぎ合わせたりする道具が必要です。
プログラミングも、プログラムという作品を完成させる作業ですので、椅子や家と同じ"モノ作り"と考えることができます。
プログラムには椅子や家といったわかりやすい実体がないので違和感があるかもしれませんが、プログラムを作るのにも材料と道具が必要です。
データと型
プログラミングにおいて基本となる材料は、文字列や数字といった"データ"です。家を建てる際の材料が木と窓ガラスで異なるのと同じで、データにもいろいろな種類がある。こうした種類の違いは、データの型(かた)と呼ばれている。
関数
家を建てる際に使われる道具には、ノコギリや金槌がありますが、Pythonにもプログラミングに役立つ道具があります。その一つが関数(かんすう)と呼ばれるものです。
メソッド
釘は金槌を使って打ち込みますが、ネジにはドライバーを使います。このように、材料と道具には密接な関係があります。プログラミングでも、データの型と関数を別々に考えることはできません。あるデータ型だけが持っている関数が存在し、これはメソッドと呼ばれています。