初めての投稿になります。
Java Silver SE 11と17の違いについて簡単にまとめてみました。
受験の際に迷っている方の参考になれば幸いです。
1.試験概要
SE 11 | SE 17 | |
---|---|---|
試験名 | Java SE 11 Programmer Ⅰ | Java SE 17 Programmer Ⅰ |
試験番号 | 1Z0-815-JPN | 1Z0-825-JPN |
試験時間 | 180分 | 90分 |
問題数 | 80問 | 60問 |
合格ライン | 63% | 65% |
試験料 | 37,730円 (税込) ※時期によって変動あり |
37,730円 (税込) ※時期によって変動あり |
試験日程 | 随時 | 随時 |
試験方法 | CBTによる選択式 | CBTによる選択式 |
前提資格 | 特になし | 特になし |
2.出題範囲
Oracle Universityの公式サイトに記載されているチェックリスト(SE 11/SE 17)を元にした出題範囲の主な違いは下記のようになります。
SE 11にのみある主なチェックリスト
- モジュール型JDK
- モジュールの宣言とモジュール間のアクセス
- モジュール型プロジェクトのコンパイルと実行
- ラムダ式
SE 17にのみある主なチェックリスト
- switch式
- instance ofのパターン・マッチング
- レコード・クラスの作成と使用
- シール・クラスの作成と使用
- try-with-resources文による例外処理
- カスタム例外の作成
- multi-catch句の使用
3.実務においての比較
SE 11は現在多くのシステムにおいて使用されていますが、徐々に移行傾向にあります。
一方、SE 17はSE 11程多くないものの、開発現場での採用が増加しており将来性は見込めます。
4.最後に
主に試験時間、問題数、出題範囲、将来性において違いが見られます。
何に重点を置くかでどちらかを選ぶべきか見えてくるかと思います。
あくまで個人的な意見ですが、どちらでもいい場合はSE 17を受験し、出題範囲におけるSE 11との差分を別途補完するのが無難だと思いました。
参考
- 志賀 澄人,「徹底攻略Java SE 11 Silver問題集[1Z0-825]対応」, インプレス, 2024年8月
- 志賀 澄人,「徹底攻略Java SE 17 Silver問題集[1Z0-825]対応」, インプレス, 2024年10月