SDIはインターネット回線を使って離れて拠点間セキュアにデータ連携する機能を提供しています。
その際、プロキシーデータアクセス機能をもつSDI Web Serviceを使います。
下記の構成図を参照してください。
SDI公式サイトにSDI Web Serviceインストール、構成方法を詳しく記述してします。この記事は公式サイトの内容を割愛します、手順、ポイントなどだけを紹介します。
Information
SDI WEB Serviceのインストール、構成はSDI Web Serviceを経由してデータ連携の場合のみ必要です、拠点内DB間、あるいはVPN経由データ連携の場合、SDI Web Serviceのセットアップ作業不要です。
インストール手順
1. SDI Web Service をダウンロード
下記のURL
https://ja.sdi.ricct.com/start/setupsdiwebservice/#step1-sdi-web-service
STEP1を参照します。
SDI Web Service ..***. をダウンロード、ダウンロードしたファイルを解凍します。
(解凍パスワードは上記URLの情報参照してください。記事を書く時点解凍パスワードはWelcomeToSdi です。)
※最新バージョンダウンロードできます、過去のバージョン必要な場合サポートに連絡する必要があります。
2. Install IIS
下記の公式資料を参照
https://ja.sdi.ricct.com/start/installiis/
注意
既にIISインストール済みの場合、手順を参照て、必要な機能全部有効になっていることを確認してください。
WCF使用なので下記の作業必須です。
Step 7:
"WCF Services" - "HTTP activation" 有効化
Step 9
"application development"の"ASP.NET 4.7" 有効化
3. SDI Web service デプロイ
下記の公式資料を参照
https://ja.sdi.ricct.com/start/deployservice/
4. SDI Web Service 設定
下記の公式資料を参照
https://ja.sdi.ricct.com/start/configservice/
テンプレートのweb.configファイルから、最小限3箇所設定すれば Web Service 動作します。
4.1 ユーザー認証関連設定 (userAuthentication)
4.1.1 authMethod
認証方法の設定。
authMethod | 説明 |
---|---|
None | ユーザー認証なし。 ※疎通テストやプライベート接続など以外の場合非推奨 |
Basic | IIS 基本認証使った場合Basicに設定。 |
UserPsk | ユーザー事前共有キー方式認証。 ※authenticatedUsersに定義してuserIdとuserPskのリストを使って認証 |
4.1.2 authenticatedUsers
authenticatedUsersは、userIdとuserPskのペアのリスト。
※authMethod="UserPsk"の場合のみauthenticatedUsersを設定します。
各属性の説明:
https://ja.sdi.ricct.com/start/configservice/#authenticatedusers
4.1.3 設定例: (authMethod="UserPsk")
<userAuthentication authMethod="UserPsk">
<authenticatedUsers>
<add userId="testuser" userPsk="xxC2FxmyF2rY2K8f" comment=""/>
</authenticatedUsers>
</userAuthentication>
4.2 アプリケーション認証関連設定 (clientApplicationAuthentication)
4.2.1 authMethod
アプリケーション認証方法の設定。
authMethod | 説明 |
---|---|
None | アプリケーション認証なし。 |
ApplicationPsk | アプリケーション事前共有キー方式認証。 ※authenticatedApplicationsに定義してapplicationIdとapplicationPskのリストを使って認証 |
4.2.2 authenticatedApplications
authenticatedApplicationsは、applicationIdとapplicationPskのペアのリスト。
※authMethod="ApplicationPsk"の場合のみauthenticatedApplicationsを設定します。
各属性の説明:
https://www.cdbc.cloud/setupservice/configservice/#authenticatedapplications
4.2.3 設定例: (authMethod="ApplicationPsk")
<clientApplicationAuthentication authMethod="ApplicationPsk">
<authenticatedApplications>
<add applicationId="testappli" applicationPsk="EoQSKkfReZMO685E" comment="" />
</authenticatedApplications>
</clientApplicationAuthentication>
4.3 接続文字列を設定 (connectionStrings)
接続するデータベースの接続文字列を設定。
例:
<connectionStrings>
<add name="oracletest"
connectionString="Data Source=(DESCRIPTION =(ADDRESS_LIST =(ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = dev01.********.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com)(PORT = 1521)))(CONNECT_DATA =(SERVICE_NAME = ORCL)));Persist Security Info=True;User ID=****;Password=****;"
providerName="Oracle.DataAccess.Client"/>
</connectionStrings>
動作確認
SDI Studioを使ってコネクション設定、動作確認します。
以上です。
Simple Data Integrator (SDI) 実践入門
参考資料
SDI日本語公式サイト
SDI English Official Website
SDI Web Service セットアップ方法