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新卒・業界未経験エンジニアが入社してから1年間で取得した9つの資格-とってよかった順にランキング形式で紹介-

Last updated at Posted at 2025-03-18

はじめに

昨年4月、業界未経験でIT業界にエンジニアとして入社し、あっという間に二年目を迎えようとしています。
理系出身ではありますが、農学部で学んでいたため、プログラミング言語をまともに学んだことはありませんでした。
この一年間、努力を重ねてきた結果、少しずつ成長を実感しています。

会社から学習の時間をもらえる機会があり、「社会人になっても勉強できるなんて」と感謝しながら学んでいました。
これからは入ってくる後輩に対して、資格勉強が業務に役立つことを伝えるために、また自分のモチベーション維持のために記事を書いてみました。

特に業界未経験でエンジニアを目指す新卒の方々に、「ゼロスタートでも努力次第だ!」というメッセージを伝えたいと思っています。

エンジニアといってもさまざまな種類があり、私の場合は主にデータベースエンジニアとして修行中です。
この記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
他のIT分野の方々にも役立つ情報を提供できればと思います。

資格って意味あるの?

資格には意味があります。
しかし、目的を見失ってはいけません。これは会社からもよく言われることですが、資格は取得して満足するためのものではなく、業務に活かすために取得するものです。
この目的を忘れないようにしましょう。

今年、私は9つの資格を取得しましたが、業務で活かせている実感があります。
資格を取得した直後は実感しにくいこともありますが、徐々に「これ、この資格で学んだことだ」と気づく瞬間が増えてきます。
すべてを覚えているわけではありませんが、日々の業務で役立つことは間違いありません。

部分的に暗記で乗り切ったこともありますが、知識の点と点は必ずつながり、線になると信じています。

1年間で取得した9つの資格一覧-時系列順-

以下は、私が取得した資格の一覧です。
難易度については私の主観で5段階評価を行いました。

資格名 発行団体 受験日 難易度(筆者の主観)
基本情報技術者試験 IPA 2024/5/8 ★★★
Oracle Silver SQL Oracle 2024/5/24 ★★★
Microsoft Office Specilist Excel Microsoft 2024/8/9
Microsoft Office Specilist Power Point Microsoft 2024/8/16
データベーススペシャリスト IPA 2024/10/13 ★★★★★
Microsoft Certified: Azure Fundamentals(AZ-900) Microsoft 2024/11/15 ★★
Microsoft Certified: Azure Data Fundamentals (DP-900) Microsoft 2024/12/6 ★★
Microsoft Certified: Power Platform Fundamentals (PL-900) Microsoft 2025/1/7 ★★
Databricks Certified Data Engineer Associate Databricks 2025/1/25 ★★★★

私のLinkedinからも確認できます。

とってよかったランキング

1位 データベーススペシャリスト

難易度:★★★★★

試験概要
データベーススペシャリスト試験は、データ管理、設計、運用に関する高度な知識を問う国家資格。SQLの運用から物理設計、セキュリティ管理まで幅広く扱う。

理由
名前の通りスペシャリストととついていて、この資格は、IPAの試験でもレベル4と最上位の資格試験の一つです。
業務で役立つからと会社から学習期間をいただき、会社側も合格はできたらラッキーだよねくらいの感じでした。
ですが、せっかく受けるならと猛勉強。

データベースに関する知識(概念、理論モデル、データベースの物理設計、SQL)が増えました。
また、なかなか若手でこの試験を持っている人はいないので珍しく、社内外で少し注目されるようになり、仕事の幅が広がったことが一番の成果です。

さらに、余談ですが、明らかに試験会場で一番若いのは私でした。(笑)

主な勉強方法
今後追記予定

2位 Databricks Certified Data Engineer Associate

難易度:★★★★

試験概要

Databricksのプラットフォームを使用してデータ処理パイプラインを構築・管理する能力を測る資格。Sparkやデータストレージの知識も問われる。

理由
業務でDatabricksを使う機会があり、最初は操作がさっぱり分からなかったので、この試験の学習をしながら実践で活用。
実際にプロジェクトで開発的な業務を任され、試験の知識に助けられました。
これを勉強していなかったら、間違いなく泣きながら作業していたと思います(笑)。
初心者には少し難しい試験かもしれませんが、ここまでに8つの資格でかなり基礎が作られていたため、割と短期間で効率よく学習できました。

▽実際に任されたことの一部を記事にしています。

また、ずっと触れずにいたGitについてもここでまとめて勉強することができました。
Gitについてはまだまだ初心者ですが、一連のGitの流れをしり、開発で用いたコードなどをGitに残すことができています。その結果、次のプロジェクトですぐに使えたりと、エンジニアとしてGitは必須だと思ったので出会てよかったです。

この試験もまた、初心者で持っている人が少なく、学習履歴をQiitaに挙げたところ、少しバズりました。
Databricks Japanの方にもリツイートされたりなど、モチベーションの上がる出来事もありました。

主な勉強方法
上記のQiita記事にまとめています。

3位 基本情報技術者試験

難易度:★★★

試験概要

ITの基礎知識を問う国家資格。ハードウェア、ネットワーク、セキュリティ、データベース、プログラミングなど広範な分野をカバーする。

理由
ネットで「基本情報技術者試験」と検索しようとすると「基本情報技術者試験 意味ない」と予測がでることもありますが、私は全くそうは思いません!
業界未経験のエンジニアにとっては必須級の資格。
基礎がしっかり固まったおかげで、その後の資格取得もスムーズでした。
この試験で基礎固めできたからこそ、データベーススペシャリストにも合格できたと自負しています。

業務でも「これは基本情報でやったやつだ!」と気づく瞬間が多々あり、効率的に知識を活用できています。

主な勉強方法
今後追記予定

4位 Oracle Silver SQL

難易度:★★★

試験概要

Oracle社が提供するSQLの認定資格で、SQLの基礎から応用までを問われる。
データ操作の知識を深め、業務での活用能力を証明できる。

理由
SQLはデータを扱うエンジニアにとって必須のスキル。
業務での活用頻度が高く、特にデータベースエンジニアとしては避けて通れない分野。
最近ではGUIでSQLの操作ができるツールも増えていますが、エンジニアとして裏側の処理を理解するためにも必須の知識。
さらに、Databricksやデータベーススペシャリスト試験、Microsoftの資格でもSQLの知識が求められるため、学習の効率化にもつながりました。

主な勉強方法
今後追記予定

5位 Microsoft Certified: Azure Fundamentals(AZ-900)

難易度:★★

試験概要
Microsoft Azureの基礎を学ぶ入門資格。
Azureの基本概念、リソースのデプロイ、料金体系、セキュリティなどを網羅している。

理由
最初にアサインされたプロジェクトでAzureを使う機会があり、資格の知識が役立ちました。
特にAzureのリソース管理やアクセス制御に関する基本的な理解があったことで、スムーズに業務に取り組めました。
また、Azureを扱う案件は今後も増えると予想されるため、取っておいて損はない資格です。

主な勉強方法
今後追記予定

6位 Microsoft Office Specilist Excel

難易度:★

~試験概要~
Excelの基本操作から高度な機能までを問う資格。関数やマクロの知識が求められる。

理由
試験自体は簡単ですが、業務でExcelを使う機会は非常に多いため、意外と役立ちました。
関数やピボットテーブルの活用方法を学ぶことで、資料作成の効率が向上しました。
Excelの知識はどの業界でも役立つため、基本的なスキルを身につけるには良い資格だと思います。

主な勉強方法
今後追記予定

7位 Microsoft Certified: Azure Data Fundamentals(DP-900)

難易度:★★

試験概要
Azureのデータ関連の基礎を学ぶ資格。
データベース、データ処理、データストレージの基本概念をカバーし、Azureのデータサービスを活用するための知識を問う。

理由
この資格ではAzureのデータサービスについて学びましたが、データベーススペシャリスト試験で学んだ内容と被る部分も多かったため、新しい発見は少なめでした。(完全に学ぶ順番が逆笑)
ただし、Azureを使う業務では基礎知識として必要になるため、Azureを扱うなら持っていて損はない資格です。
また、Microsoft Fabricなど新しい技術も出てきているため、今後のクラウドデータ分野の知識としても役立つと考えています。

主な勉強方法
今後追記予定

8位 Microsoft Certified: Power Platform Fundamentals(PL-900)

難易度:★★

試験概要
Power Platformの基本を学ぶ資格。
Power Apps、Power Automate、Power BIなどの活用方法を理解し、業務の自動化やデータ活用に関する知識を問う。

理由

現在の業務ではPower Platformを使う機会が少ないため、まだ活かしきれていないのが正直なところです。
ただし、社内学習でPower Appsを扱うことがあり、その際には資格で学んだ知識が役立ちました。
Azureと比べてビジネス寄りのツールという印象ですが、今後の業務で必要になる可能性もあるので取っておいてよかったと思っています。

主な勉強方法
今後追記予定

9位 Microsoft Office Specilist Power Point

難易度:★

試験概要

PowerPointの基本操作や応用スキルを問う資格。
スライドデザイン、アニメーション、プレゼンテーションの作成スキルを向上させることができる。

理由
大学時代からPowerPointを使っていたため、試験の内容はほぼ既知のものが多く、正直なところ特に新しい発見はありませんでした。
ただし、プレゼン資料の作成スキルはどの業界でも役立つため、未経験者や業務でPowerPointをよく使う人にはおすすめできる資格です。

主な勉強方法
今後追記予定

勉強中の資格・これから取ろうと思っている資格

Microsoft Certified:Fabric Analytics Engineer Associate(DP-600)

現在学習中。四月頭に受験予定。
業務でMicrosoft Fabricを扱う機会が増えており、知識を深めるために受験予定。
すでに学習を始めていますが、業務でも実践的に活かせる場面が増えており、非常に有用な資格になりそうです。

GitHub Foundations

Gitをもっと深く理解し、実際の業務で活用するために取得を検討中。
最近、開発案件でGitを使う機会が増えており、その利便性に気づきつつあります。
Gitを使いこなせるようになれば、エンジニアとしてのスキルアップにもつながると考えています。

CDMP(Certified Data Management Professionals)

DAMA(Data Management Association International)が発行するデータマネジメント関連の資格。
データガバナンスやデータ品質管理など、今後ますます重要になる分野の知識を証明できる。日本で取得している人が少なく、データカタログの時代(今後ここがホットになりそうではある)に備えて早めに取得しておきたいと考えています。

Microsoft系の上位の資格

これについては取りたいと漠然に思っているだけで、種類も多いのでどれを学習すべきかはまだ見えてきていないです。

さいごに

新卒1年目で9つの資格を取得し、エンジニアとしての基礎を固めることができました。資格は取得することが目的ではなく、業務で活かしてこそ意味があります。
今後も学習を続け、より専門性を高めていきたいと思います。

この記事が、資格取得を考えている皆さんの参考になれば幸いです!

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