0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Fabric OneLake診断の挙動メモ -JSONログのフォルダ構成とワークスペース間のログ収集設計ポイント-

Last updated at Posted at 2025-12-05

はじめに

OneLake 診断は、OneLake 上のデータアクセス/操作を JSON ログとして Lakehouse に吐き出してくれる機能です。
公式ドキュメントに取れるlog一覧もあり、分かりやすかったのですが、

この記事では、

  • ワークスペース1で OneLake 診断を ON にして、指定した Lakehouse にどのように JSON が出力されるか
  • もう一つのワークスペースから、同じ Lakehouse を指定したときの挙動
  • 触ってみて分かったこと(特に「Delta テーブル化は自前」というポイント)

あたりを、画面キャプチャ中心でサクッと共有します。

image.png
log一覧の続きやOneLake診断の詳細はドキュメントを参照ください。

ワークスペース1でまず OneLake 診断をONにしてみる

まずは、WorkspaceMonitoring(ワークスペース1とする) というワークスペースで OneLake 診断を有効化します。

ワークスペースの設定画面から OneLake 診断を ON にし、ログを書き出す Lakehouse を指定します。

image.png

image.png

image.png

image.png

早速、指定した Lakehouse のファイルビュー上に OneLake 診断用と思われるフォルダが作成されます。

image.png

次に、対象ワークスペース内のレイクハウスでフォルダ名を変更してみました。
すると、すぐに新しい JSON ファイルが1つ追加されています。

image.png

ワークスペース2でOneLake診断を有効にし、同じレイクハウスに保存してみる

次に、別のワークスペースでも同じ Lakehouse を OneLake 診断の出力先として指定してみます。

image.png

なお、ドキュメントでも複数ワークスペースのOneLake診断ログは1つのレイクハウスに保存することが推奨されています。

image.png

すると、先ほどの Lakehouse の中に、フォルダが1つ追加されました。

→ ワークスペースごとにフォルダが分かれているような構成になっており、
複数ワークスペース分のログを、1つの Lakehouse に集約するイメージで使えそうです。

image.png

触ってみて分かったこと・所感

ドキュメントには、

ワークスペース レベルで有効にすると、OneLake 診断は、同じ容量内の任意の Lakehouse に JSON ログとしてデータ アクセス イベントをストリーミングします。 これらのログは、分析対応の Delta テーブルに簡単に変換できるため、チームは、使用パターン、上位アクセス項目、および時間の経過に伴う傾向を追跡するダッシュボードとレポートを作成できます。

といった説明がありますが、実際に触ってみると以下のような印象でした。

  • OneLake 診断そのものは 「JSON を吐き出してくれるところまで」が機能
    • Delta テーブル化、ダッシュボード作成は利用者側で実装が必要
  • ワークスペースごとに OneLake 診断を ON にする必要がある
    • ただし、ログの出力先 Lakehouse は複数ワークスペースから同じものを指定できるため、1つの Lakehouse に集約して管理することが可能
  • 「どのワークスペースのログを、どの Lakehouse に集約するか」という設計が必要
    • たとえば「監査/モニタリング専用 Lakehouse」を1つ決めて、そこに各ワークスペースからログを集める、といったパターンをあらかじめ決めておいたほうがよさそうです

Youtubeもやってます!

FabricやDatabricksについて学べる勉強会を毎月開催!

次回イベント欄から直近のMicrosoft Data Analytics Day(Online) 勉強会ページ移動後、申し込み可能です!

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?