Harmony OSはオープンソースコードのOSで、ファーウェイはオープンソース財団OpenAtom Foundationにリリースしたのですが、しかし、これは完全に正しくありません。正確にいうと、ファーウェイがオープンソースにしたのは、Harmony OSではなく、そのもとであるOpenHarmonyです。
ではHarmony OSとOpenHarmonyはどう違うでしょうか?それをお話しする前に、まずAndroidについておさらいします。
よくあるAndroid端末
AndroidもHarmony OSと同じく、オープンソースというイメージが強いですが、実はこれも間違いです。
私たちがよく使っているAndroidはGmailが使えたり、YouTubeが見れたり、Googleマップが使えたりします。その中身はAndroid オープンソース プロジェクト(AOSP)+Google モバイル サービスです。
つまり、一般的なAndroidの正体はこのようなオープンソースの部分と非公開の部分で構成されたものです。
当然AOSPだけでも動作します。ただグーグルのモバイルサービスが使えないだけです。たとえば中国のAndroid端末はGMSを搭載しないものが多いです。
Harmony OS
Harmony OSとOpenHarmonyの関係性をわかりやすく説明すると、Harmony OSはオープンソースであるOpenHarmonyと非公開であるHMSで構成されたものというわけです。
参考
Harmony OS : https://www.harmonyos.com/en/home
OpenHarmony : https://gitee.com/openharmony
HMS : https://consumer.huawei.com/jp/mobileservices/
HMS開発 : https://developer.huawei.com/consumer/jp/hms