はじめに
こんにちは、技術食いつき虫nollです。
学生エンジニアとして複数の企業でインターンシップやアルバイト、業務委託として活動しています。
また、アンバサダー活動やコミュニティ活動にも積極的に参加し、
最新の技術トレンドを追うことを趣味としています。
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なぜこの記事を書くのか
「インターンシップ」という言葉は人によって捉え方が異なり、
会話の中でミスマッチが生じることが多々あります。
そこで、インターンシップの分類を整理し、
エンジニアを目指す学生にとって有益な情報を提供したいと考え、
この記事を書きました。
インターンシップの分類
学生エンジニアの間では、インターンシップは期間の長さによって以下のように分類されることが多いです
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短期インターン: 数日から2~3週間程度。主な目的は、企業の雰囲気や働き方を体験することです。
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長期インターン: 数ヶ月から年単位。実務経験を積み、給与を得ることが主な目的です。
しかし、技術的な成長に焦点を当てると、単に期間の長さだけでインターンシップを評価するのは適切じゃないです。
重要なのは、インターンシップでの具体的な業務内容や得られる経験だから。
例えば、同じ企業で同じポジションやチームに長期間所属し続けることには注意してください。
その理由は、別の記事で書きます。
多様な経験を積むためには、異なる環境や役割に挑戦したほうがいいと思います。
なぜなら、
自分に合ったポジションや業界、働き方、待遇を見つけるために、情報収集と選択肢を増やすことを目的に動いたほうがいいからです。
そのポジションが自分にあっているかどうかは、やってみないと分からないですからね。
また、数年の業務経験を持つソフトウェアエンジニアの知識や技能、考え方などを取り入れることを目指しましょう。
成長のためのインターン戦略
以下では、卒業までの期間と現在の技術レベルの2軸に基づいて、インターンシップの戦略を提案します。
卒業まで3年以上ある場合
未経験(実務経験なし)
- エンジニアの社員と一緒に働ける環境を目指して、積極的に応募しましょう。私自身、約40社に応募した経験があります。
- 最低限、自走できる能力(調べながらコードを理解し、応用できる力)を身につけましょう。応募と学習を並行して進めることが重要です。
- おすすめの教材として、TechtrainやProgate Path、Udemyなどがあります。
実務経験あり(メンターのサポートのもと業務を遂行できる)
- 現在の企業で努力しつつ、幅広い経験(フルスタック)を積むよう心掛けましょう。
- 例: フロントエンドの経験者がバックエンドのタスクに挑戦するなど。
- 希望するポジションが現在の企業にない場合は、他の企業への応募も検討しましょう。
高度な実務経験あり(一人でタスクを処理できる)
- リソースが許す限り、社内での昇進を目指すか、副業や他社でのインターンを検討しましょう。
- 特に他の分野でも専門で仕事ができるぐらい身に着けておくとベスト。
- 複数インターンの掛け持ちで、それぞれ違うポジションで働く。
- 海外での経験にも目を向けてみましょう。
卒業まで約2年(就活開始時期)
未経験(実務経験なし)
- 長期インターンを重視しつつ、短期インターンにも積極的に応募しましょう。
- 自走力を身につけるための学習を継続し、応募と並行して進めましょう。
- TechtrainやProgate Path、Udemyなどの教材を活用しましょう。
実務経験あり(メンターのサポートのもと業務を遂行できる)
- 通常時は前述の戦略と同様ですが、夏から冬にかけて興味のある企業のインターンに参加しましょう。
- プログラムの内容を事前に確認し、参加の価値を自分で判断しましょう。
高度な実務経験あり(一人でタスクを処理できる)
- 自身の判断でキャリアを選択しましょう。目指すキャリアを持つ複数の人に話を聞くのも有益です。
- 海外での経験も視野に入れましょう。
最後に
企業によっては、インターン経験者を優先的に採用する場合もあります。そんなチャンスを逃さないよう、積極的に動きましょう。
もしインターンに落ちたとしても、そんなにへこまないでください。インターンには、いろいろ事情があって、予算であったり、期間であったり、提供できるプログラムに短期間で引っかからずに走り切れる人かであったり、正社員採用の時だったら採用する人でも落ちることがあります。
体感として、今のエンジニア学生の傾向として、全体的に実務経験を持つ人の人数が増え、さらに高度な実務経験を持つ人は、社会人エンジニアの想像を超えるぐらいより高い経験を身に着けるようになったように思えます。
この傾向は、うれしく思う反面、彼らの姿を見て、焦りを感じたり、不安に感じたりする人も少なくないはず。焦らず、自分のペースで挑戦し続ければ、彼らと同じ土俵に立てます。
Good Luck!