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【Oracle AI World Tour Tokyo 2026 現地参加レポート②-2】オープニング基調講演 「Oracle AI:ビジネスとともに進化するAIの最前線」-レポート中編-

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Last updated at Posted at 2026-04-20

みなさん、こんにちは!
Oracle AI Worldに一般参加してきました。

ここではイベント初回に発表されたオープニング基調講演「Oracle AI:ビジネスとともに進化するAIの最前線」についてセッション内容をレポート前編の続きからお届けします。
まだの方はぜひレポート前編もご覧ください!

AIをビジネスの「ジェットエンジン」に。50年の信頼と変革

オープニング基調講演「Oracle AI:ビジネスとともに進化するAIの最前線」について三澤氏からバトンを引き継いだオラクル・コーポレーション 最高経営責任者 マイク・シシリア(Mike Sicilia)氏による講演は、AIが「実験」の域を超え、ビジネスの「核心(ミッションクリティカル)」へと移行したことを告げる、極めて力強いものでした。
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1.AIは専門知識を「増幅」させるジェットエンジンである

マイク氏は現在のAIを航空業界の歴史になぞらえて、このように例えられました。

私はこれを、航空業界における「プロペラ機からジェットエンジンへの移行」になぞらえて考えるのが好きです。

航空会社はジェットエンジンを導入したからといって、人や物を運ぶというミッションを変えたわけではありません。
変えたのは、その「能力(キャパビリティ)」です。
ジェットエンジンは、それまで到達できなかった新しいルートの開拓や、長距離の飛行、全く新しい市場など、可能性を劇的に広げました。基盤となるテクノロジーが、ようやく高まる期待に追いついたのです。エンタープライズにとってのAIも、まさにこれと同じです。
AIは皆さんを、かつて到達できなかった新しい場所へと導きます。

プロペラ機がジェットエンジンに変わったとき、航空会社のミッションは変わらず、その能力は劇的に拡張されたことと同じく、AIは人間の専門知識に取って代わるものではなく、増幅させるものなのだと言及されました。
AIが分析や予測といった複雑な処理を引き受けることで、人間は反応することに追われる時間を減らし、決定することに、より多くの時間を使えるようになる。この「人間中心の変革」こそが、Oracleが描くAIの本質なのです。

2. 50年間にわたる「管理者(Custodian)」としての自負

なぜAIの時代にOracleが選ばれるのか、その理由が「信頼」という言葉で語られました。

Oracleは50年間、世界の最も重要なデータの管理者(Custodian)であり続けてきました。

世界最高のAIを動かすには、世界最高の「信頼できるデータ」が必要です。
半世紀にわたり企業の命であるデータを守り続けてきた実績。
この土台があるからこそ、お客様はデータの主権(ソブリン)を維持しながら、安心してAIを活用できるのです。

3.日本における圧倒的な「実証」

日本国内でもすでに多くの顧客がその成果を実感されているとして、具体的な成果も次々と紹介されました。

野村総合研究所(NRI):「Oracle Alloy」により、国内データを保護しながら金融AIプラットフォームを実現。
ホンダ:調達プロセスの統合により、年間40万件もの業務削減を達成。
KDDI:システムのクラウド移行により、インフラコストを50%削減。

4. 各レイヤーのスペシャリストが語る「三位一体」の戦略

シシリア氏はその後、Oracleのエンジニアリング・チームより各レイヤーのスペシャリストをステージに招き、
・データベースがいかにデータそのものに信頼を置くか。
・OCIがいかにどこで実行しても同じ体験を提供するか。
・そして、アプリケーションがいかにAIを業務の流れに組み込むか。
対談形式で3つのレイヤーから多角的に掘り下げました。それぞれ語られた内容をまとめます。

インフラ観点:ベン・スカボロー氏(Ben Scarborough/OCIカスタマー・エンジニアリング担当
シニア・バイスプレジデント)
「最新チップを並べるだけでは不十分」と断言。
地球最大級の「AIスーパークラスター」と超高速ネットワークによって、何万ものGPUを一つの巨大なコンピューターとして機能させること、そこに従来の開発以上に厳格な「エンジニアリングの規律(Engineering Rigor)」が貫かれていると語りました。

データ戦略観点:デイブ・ローゼンバーグ氏(Dave Rosenberg/SVP,コーポレートマーケティング)
「データが分散している」という企業の最大の壁に対し、データを移動させず、その場で安全に活用することで、コスト削減とガバナンスを両立させる、「AIを、データの場所へ持っていく」アプローチを提示しました。

アプリケーション観点:ロンディ・エン氏(Rondy Ng/Fusion ERPM開発担当エグゼクティブ・バイスプレジデント)
AIは後付けではなく、最初から「組み込まれている」べきだという信念。
Fusion Applicationsにはすでに1,000以上のAIエージェントが実装され、製造業の交渉や医師の事務作業など、数ヶ月のプロセスを「数時間」に短縮していると語りました。

5.まとめ

インフラ、データ、アプリケーション。これらすべてが一本の線で繋がっているオラクルのプラットフォームこそが、AIを「特別な魔法」から、ビジネスの「標準的な能力」へと変えていきます。
50年の歴史に裏打ちされた信頼を燃料に、オラクルは皆様のAIジャーニーをかつてない高度へと導く「ジェットエンジン」であり続けます。

「最高のデータから、最高のAIを」

シシリア氏はそのフレーズとともに「オラクルがAI・ジャーニーを全力で支援する」と伝えた後、感謝の言葉で発表を終えました。
講演は再び三澤氏にバトンが渡され、最後のフェーズへ向かいました。

基調講演レポート後編へ 続きます!

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