結論から書きます。AIで書いた文章には、人間がまず使わない決まり文句があります。投稿する前にCtrl+Fで検索して潰すだけで、いわゆる「AI臭さ」の半分は取れます。
下に、自分が記事を出す前に必ず検索している10個を、直し方つきで並べます。最後に、検索では消えないけれど一番効くものを1つだけ足します。
まずCtrl+Fで潰す10の表現
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これにより— 消すか「〜したら」「その結果」に。日本語AI文章の最大の目印で、これ一つ消すだけで印象が変わります。 -
することができます— ぜんぶ「できます」に短縮。もっと良いのは「変えられます」のように動詞そのものにすること。 -
〜と言えるでしょう/〜ではないでしょうか— 言い切る。自信なさげな語尾はAIのクセです。 -
重要/不可欠/大幅に— 評価語は具体に置き換え。「重要です」より「これがないとビルドが通りません」のほうが伝わります。 -
さらに/また/加えて— 段落の頭に並ぶ接続詞。1記事に3回以上出たら多すぎなので、半分削って文の順序で流れを作る。 -
——(全角ダッシュ) — 補足をダッシュで挟むクセ。カッコか読点に置き換える。ChatGPTにとくに多く出ます。 -
**ラベル:** 内容の箇条書き — ラベルを消して内容だけにする。Claudeが好む形式です。 -
〜だけでなく、〜も— 英語の "not only but also" の直訳。2文に割ると自然になります。 - 否定並列の
〜ではない。〜だ。— 連発するとテンプレ感が出ます。続いたら片方を別の言い方に。 -
いかがでしたか/今後の展開に注目— テンプレ結論。自分の感想か、次にやる一手に置き換える。
機械的に拾えるものは、grepでまとめて洗い出せます。投稿前にこれを1回流すだけでもだいぶ違います。
rg -n "これにより|することができます|と言えるでしょう|ではないでしょうか|——|だけでなく" article.md
検索では消えない、でも一番効くやつ
ここまでは検索と置換で片づきます。やっかいなのは、語句がきれいになっても残る臭みのほうです。
ポジションの不在と、体験の不在。「メリットもデメリットもあります」と中立に並べただけの文章は、AI頻出語をぜんぶ消しても、なぜかまだAIっぽい。読者が知りたいのは「で、書いた人はどう思っているのか」だからです。
直し方はシンプルで、「自分はどう思うか」を一文だけ入れる。あと、自分が実際に試したこと、詰まったことを一つ書く。これだけで文章が急に立ち上がります。自分の場合、記事を整えるときに一番時間がかかるのは、この一文をひねり出すところです。検索より、こっちが本番でした。
次の自分に渡すメモ
- 投稿前に、上の10語をCtrl+F(か grep 1行)で洗い出す
- 評価語は消すだけにせず、具体的な事実や数字に置き換える
- 最後に「自分はどう思うか」と「自分が試したこと」を一文ずつ足す
- きれいに消すことより、温度を一つ入れるほうが効く
検索で消すのは下ごしらえで、味付けは自分でやるしかない。そこを飛ばすと、誤字のないAI文章ができあがるだけでした。まずは公開ボタンを押す前に、grepを1回。
ふだんはraplsworks.comで、WordPressプラグイン開発やClaude Codeまわりのことを書いています。