はじめに
国土交通省が開発を進めるPLATEAUの「LOD2建築モデル自動生成ツール」の環境構築時にはまったポイントについての備忘録です。使用するツールについては以下を参考にしてください。
参考サイト
仮想環境構築
venvで作成した仮想環境は移動・コピーしたりすることが出来ません。ディレクトリ名が完全に一緒だったら使用できるかもしれません。.pyファイルを実行しようとすると,以下のように実行することが出来ません。
.pyのあるディレクトリ名> python
Python
私の場合Dropbox上で作成した仮想環境は別のPCでは使用できませんでした。
また,本ツールまでのディレクトリ名に日本語を使っていると文字化けが生じ,ファイル・ディレクトリがありませんよと怒られるので注意してください。
.pyのあるディレクトリ名> python AutoCreateLod2.py param.json
FileNotFoundError: [Errno 2] No such file or directory: 'ディレクトリ名'
対策はありそうですが調べておりません。
ライブラリ
requirements.txtに記述されているライブラリのバージョンでは下記の2つはインストールできませんでした。
- jakteristics==0.5.0
- laspy==2.1.2
私の場合は,以下のバージョンであれば問題ありませんでした。
- jakteristics==0.6.0
- laspy==1.7.0
別のPCで試した場合には,laspy==2.1.2でもインストールできましたが...よくわかっていません。
マニュアルにも書いてありますが,Visual Studio 2017か2019のみでの動作が保証されています。私の場合2022環境で実行しようとしましたが,ダメでした...2022では必要ライブラリのMultiScaleDeformableAttention(物体検出ライブラリ)がうまくインストールできません。
下記を参考に「Build Tools for Visual Studio 2017」をインストールすれば解決します。
おわりに
マニュアルはちゃんと読もうね...