2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

読書感想文『運用設計の教科書』基本設計編(p72〜p80)

2
Posted at

書籍情報

書籍名: 運用設計の教科書【改訂新版】 〜現場でもっと困らないITサービスマネジメントの実践ノウハウ〜
著者: 近藤 誠司

著者について

株式会社K-model代表。オンプレからクラウドまで幅広いシステム導入プロジェクトに運用設計担当として参画。運用設計・運用改善コンサルティングを専門とする。趣味は小説を書くことで、第47回埼玉文学賞にて正賞を受賞。

著者の他の著作

著者リンク


学習メモ

image.png

image.png


学んだこと

1. 基本設計で運用設計がやること(p72)

基本設計で運用設計担当が行う主な作業は以下の3点。

  1. 運用のルール合意: やること・やらないことを記載した「運用設計書」を発注者と合意する
  2. 役割分担の整理: 複数の関係者が登場する運用業務について、運用フロー図で役割分担を整理して発注者と合意する
  3. ドキュメント一覧の合意: 運用項目一覧を修正して、詳細設計で作成するドキュメントを発注者と合意する

特に運用設計方針を発注者と合意することが重要。合意した設計方針をもとに、詳細設計で実際に利用するドキュメントを作成していく。


2. 運用設計書(p73)

最近ではシステム基本設計書の別冊として運用設計書が作られることが多くなっている。発注者側としても、システム構築時に必要な機能・構成が書かれた基本設計書と、システムリリース後に必要となる費用が書かれた運用設計書とで分かれていたほうが、確認観点がはっきりして合意しやすい。

運用設計書に記載する6項目:

  1. 今回の運用に求められていること
  2. 運用するにあたって知っておかなければならないシステムの知識
  3. 今回の運用で登場する人物とその役割
  4. 運用項目ごとの目的とゴール
  5. 各運用項目で利用するドキュメント
  6. 採用されなかった運用方針とその理由

3. 運用設計書の書き方(p74)

運用設計書は基本設計書の別紙としての役割を持ち、運用項目一覧と補完関係にある。

内容
1章 はじめに 運用設計書の目的と対象読者を記載
2章 利用者のユースケース このシステムがどのように利用者から使われているかを記載
3章 機器構成・機能 基本設計からの転記。機器・ネットワーク構成、システム機能の概要
4章 運用概要 運用スケジュール、運用体制など運用全体に関すること
5章 業務運用 アプリケーション利用レベルの運用。利用者とシステム間のやりとりで必要となる運用項目
6章 基盤運用 サービス提供基盤(ハードウェア・OS・ミドルウェア)の運用項目
7章 運用管理 運用していく上での全体的な管理の運用項目
8章 特記事項 明示的に採用されなかった運用や、上記に当てはまらない特殊な運用

4. 関係者間の摩擦をなくす運用フロー図(p79)

複数の関係者が登場する運用項目では、いつ誰が行えばよいのかが複雑になり、役割分担があいまいになる。

運用フロー図の目的:
1つの運用項目に対して「いつ」「誰が」「どんな情報をもとに」「何をするのか」を合意すること。

ただし「何をするのか」の詳細は詳細設計の運用手順書・台帳・申請書で明らかにする。運用フロー図では大きな流れと情報連携方法を確定させる。

運用フロー図が完成するまでの流れ:

  1. 運用項目一覧からどの項目で運用フロー図が必要かを検討する
  2. どの順番で作成するか優先度を決める
  3. 作成する項目と優先度を決める
  4. 運用設計担当でドラフト版の運用フローを作成する
  5. 関係者間でレビューを行い、細かい役割などを決定する
  6. 運用設計担当にてレビュー結果を修正する
  7. 関係者間で最終レビューして合意する

レビューや修正が多いことはデメリットばかりではない。ここで関係者の納得度が上がれば、運用開始後の摩擦を軽減できる。 時間が許す限り関係者が納得するまでレビューと修正を繰り返すことが推奨される。


5. 運用フロー図を作る/作らないの判断基準(p80)

すべての運用項目で運用フロー図が必要なわけではない。むやみに作成しても運用開始後に参照されない無意味なドキュメントになってしまう。

目安: 登場人物の多い運用項目ほど運用フロー図が必要になる。


感想

運用フロー図の有用性を改めて感じた章だった。新しいメンバーが加わった際、フロー図があれば全体像を自力で把握でき、口頭での引き継ぎに依存しなくて済む。属人化の排除という観点でも、フロー図は費用対効果の高いドキュメントだと思う。


実践できること

  • 運用フロー図のたたき台を作成する(完璧を目指さず、まず書いてみることを優先する)
  • 改修依頼 → 検証環境リリース → 本番リリース → ビジネス成果(売上)まで、営業も含めた一気通貫の運用フローを書く
  • 個人開発では、Contributorの参加を想定した運用フローを作成する

定量評価(1年後に記入)

注意: このセクションは読書直後ではなく、1年後など実際の効果が見えてから記入してください。

記入日: YYYY-MM-DD

スキル・知識の評価

評価項目 評価 コメント
長期的な有用性 ⭐⭐⭐⭐☆ (4/5)
実践のしやすさ ⭐⭐⭐☆☆ (3/5)
汎用性 ⭐⭐⭐⭐☆ (4/5)

スキルスコア: /15点

経済的インパクト

投資コスト

項目 数値 根拠・計算
書籍価格 ¥X,XXX
読書時間 XX時間
読書時間コスト ¥XX,XXX
総投資額 ¥XX,XXX

リターン

項目 数値 根拠・計算
時間削減効果 XX時間/月
時間削減の金額換算 ¥XXX,000/月
コスト削減効果 ¥XXX,000/年
年間経済効果 ¥XXX,XXX
2
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?