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書籍情報

書籍名: 業務改善ハンドブック
著者: 日本能率協会コンサルティング

著者について

日本能率協会コンサルティングは、経営コンサルティング、人材育成を中心に、企業の業務改革・改善を支援する組織。

著者の他の著作

著者リンク


読書動機

1. 業務アプリケーション開発の基礎知識として

業務アプリケーションは業務改善をベースにしているため、根本的に業務改善の進め方を整理しておきたいと思った。

2. システム保守開発への応用

システムの保守開発でもこの業務改善の考え方は使えるため。


学習メモ

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学んだこと

1. オフィスワークの仕事は見えにくい(p.16)

オフィスワーカーの職場は、仕事の対象や内容、成果が「見えにくい」ことが大きな特徴。情報を入手、加工し、付加価値を加えて新たに情報を生成していく業務の特性がある。部門の管理者も担当者の業務状況を把握できておらず、仕事のやり方や進め方が担当者任せになっている企業が少なくない。


2. 方向性設定の重要性(p.46)

改善目的と目標が明確になればそれらをシナリオとしてとりまとめ、改革の方向を設定することになる。この設定があいまいなまま進んでしまったために、業務改革プロジェクトが途中で迷走してしまうことが多々ある。何を目指してどのように変えていくつもりなのかをきちんと整理してプロジェクトメンバーと共有し、社内に発信していかないと道に迷ってしまう。


3. 「仕事の見直し」と「働き方の見直し」をセットで進める(p.49)

仕事の見直し活動は成果が保証される手堅さがあるが、それなりに手間がかかる。一方、働き方の見直しは、ルールを上手に見直して定義をさせていくだけで様々な部門に効果が生じる活動だが、かけ声倒れになる危険性もはらんでいる。両者を上手に組み合わせた活動を進めていくことで、効率と確実性のいいところ取りを図る。


4. 業務の棚卸し(p.56)

業務の棚卸しでは、「大分類」「中分類」「小分類」と3階層で業務項目を整理する。職場全体の業務に詳しい人にヒアリングしながら、漏れのないように体系的に整理していく。


5. 業務フローで全体と流れをつかむ(p.108)

業務改革では業務の全体像の流れを「業務フロー」として見える化する必要がある。それによって、手順のダブり、部門のやりとりの多さ、過剰なチェック、手作業の多さなどの問題点を見つけることができる。業務改革においてはできるだけ簡単な手法を使うことが重要。


6. 問題に気づくための3つのポイント(p.147)

  1. 自分や組織には、必ず改善する余地があること
  2. 現状を正しく認識しようとする姿勢
  3. 目標や基準(本来あるべき状態)はなにかを冷静に捉える

7. PQCDSMの視点(p.148)

あるべき姿は生産性(Productivity)、品質(Quality)、コスト(Cost)、納期(Delivery)、安全性(Safety)、士気(Morale)の6つの視点で設定する。


8. M・P・Uロスの削減(p.169)

  1. M面ロス:業務のやり方が非効率的なために発生するロス(Method)
  2. P面ロス:担当者のパフォーマンスが低いために発生するロス(Performance)
  3. U面ロス:人的リソースの活用度のロス(Utilization)

9. 未来志向で考える(p.178)

「将来自分たちはどんなわくわくするような働き方になりたいか」を検討するためには、未来志向で考えることが重要。「ありたい状態」を前向きかつ組織的に思考する。


10. 制約のあぶり出し(p.181)

「ありたい姿、理想型の実現」を阻む、会社組織として解決すべき制約は何なのかを徹底的にあぶり出す。「制約条件、本質の発見」において、会社として真に取り組むべき働き方課題をあぶりだしていく。


感想

全体的な印象

業務改善の体系的なアプローチを学ぶことで、システム開発の本質的な価値を再認識できた。特に「業務の見える化」「問題の発見」「あるべき姿の設定」という3つのステップは、システム要件定義のプロセスと酷似しており、業務アプリケーション開発者として押さえておくべき基本的な考え方だと感じた。

また、PQCDSM(生産性・品質・コスト・納期・安全性・士気)のような評価軸や、M・P・Uロス(やり方・パフォーマンス・活用度)といったフレームワークは、業務だけでなく個人的な時間管理や生活改善にも応用できる普遍的な方法論である。特に「制約条件のあぶり出し」や「未来志向での目標設定」は、個人のキャリア形成や学習計画にも活用できると気づいた。

本書は業務改善のハウツー本ではなく、問題解決の思考法を体系的に学べる一冊であり、エンジニアとしての視野を広げる良い機会となった。


実践できること

短期

  1. 個人生活のルーチンワーク(食事準備、掃除、買い出し等)の定量化
  2. 業務フロー、プロセスチャート図(JMA形式)をdraw.ioで作成

中長期

  1. 個人開発でのプロセス整理とGitHub/Markdownでの管理(生成AI活用促進)
  2. 手慣れたら実業務に反映

定量評価(1年後に記入)

注意: このセクションは読書直後ではなく、1年後など実際の効果が見えてから記入してください。数値化できない学びの価値(思考力、創造性、教養など)も重要です。見積もりは保守的に行い、過度に楽観的な数値は避けてください。

記入日: 2026-01-03

スキル・知識の評価

評価項目 評価 コメント
長期的な有用性 5 業務のフローが不滅だと思うので、長く使える内容だと思います
実践のしやすさ 3 眼の前の業務に忙殺されているから、出来てないことが多いよね
汎用性 5 どの業界でも使える

スキルスコア: 13/15点

経済的インパクト

時給の計算: 年収 ÷ 2,000時間で計算。参考: エンジニア平均¥3,000(年収600万円相当)

投資コスト

項目 数値 根拠・計算
書籍価格 ¥2,600
読書時間 6時間 通読 + ノート作成
読書時間コスト ¥18,000 6時間 × ¥3,000/時間(エンジニア平均時給)
総投資額 ¥20,600 書籍価格 + 読書時間コスト

リターン
後で書く!

項目 数値 根拠・計算
時間削減効果
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コスト削減効果
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