はじめに
競技プログラミングをやっていて、コンテスト後にこんなことがよくあります。
- 「どこで詰まったのか思い出せない」
- 「あの考察、いい感じだったけど再現できない」
- 「DPの遷移式、どうやって考えたっけ?」
コンテストの中で得た思考や反省が流れてしまうのがもったいなくて、自分用に使えるコンテストメモテンプレートを作りました。
なぜ記録するのか(自分向けメモ)
- コンテスト後の頭の中の整理
- 振り返ることで次回精度が上がる
- 類題や復習に役立てるための思考ログ
- Qiitaに残すことで「公開記録」として継続しやすくなる
コンテストメモテンプレート(Markdown形式)
# コンテストメモ:ABC412(2025/06/28)
## コンテスト概要
- コンテスト名:AtCoder Beginner Contest 412
- 開催日時:2025/06/28(土)05:00〜
- 難易度:ABC(A〜F問題)
- レーティング対象:〜1999
---
## 問題別メモ
### A問題:Lucky 7
- 結果:AC(3分)
- 解法:条件分岐のみ
- 注意点:7の倍数判定と文字列一致の両方を忘れずに
---
### B問題:Sequence Jump
- 結果:AC(7分)
- 解法:隣接差分のカウント
- 詰まりポイント:配列の境界処理で1回WA
- 改善案:`abs(A[i] - A[i-1])`の条件を明示的に書く
---
### C問題:Greedy Coins
- 結果:WA → AC(25分)
- 解法:貪欲+ソート
- 詰まりポイント:
- ソート順を逆にしてしまった
- 貪欲の条件が曖昧だった
- 解説メモ:
- 高額硬貨から順に使う
- 残額を逐次更新する
---
### D問題:DP on Grid
- 結果:未AC(時間切れ)
- 解法方針:2次元DP(累積和)
- 詰まりポイント:
- 初期化が不完全
- `dp[i][j]`の遷移式が不明瞭
- 類題候補:
- ABC210 D(類似DP構造)
- ARC050 C(累積和+DP)
---
## 所感・振り返り
- A〜Cは安定して解けたが、D問題のDP設計に時間を使いすぎた
- ソートや貪欲の実装は精度が上がってきた
- 今後の課題:
- DP初期化と遷移式の設計力強化
- 類題を使った復習を週内に実施
---
## 次回までのTODO
- [ ] D問題の解説を読む
- [ ] 類題2問を解く(ABC210 D, ARC050 C)
- [ ] 精進記録として別記事にまとめる(ABC412振り返り)
まとめ
「この記録は誰かの役に立つかも」くらいの気持ちで公開していますが、主な目的は自分の思考を残しておくことです。
Qiitaを“個人のログ帳”として使ってみたい人にも、このテンプレートが何かの参考になれば嬉しいです。