はじめに
Rails7を触っており、いろいろネットの記事を見ているとGraphQLという文字を目にしました。
「はて、GraphQLとは何ぞや?」
と気になったので簡単に調べてみました。
GraphQLとは
GraphQL(Graph Query Language)はWeb APIを開発するためのクエリ言語です。近年急速に広まりを見せるデータ取得と操作のための新しいアプローチです。従来のRESTful APIに代わるものとして設計されています。
GraphQLの特徴
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柔軟なデータ取得
GraphQLでは、クライアントが必要なデータを詳細に指定できます。例えば、特定のユーザーの名前と写真だけを取得することができます。これにより、不要なデータを取得することなく、効率的に情報を取得できます -
単一エンドポイント
GraphQLは単一のエンドポイントを持ちます。これは、すべてのデータ要求が1つの場所から行われることを意味します。RESTful APIでは、複数のエンドポイントを使うことが多いですが、GraphQLでは1つのエンドポイントで全てのデータ取得や変更を行います -
強力なタイプシステム
GraphQLには、データの型を定義する仕組みがあります。これにより、どんな種類のデータを取得できるかを明確にします。この型システムは、データの整合性を保ちながら、安全にクエリを実行するのに役立ちます -
リアルタイム通信
GraphQLでは、リアルタイムでデータの更新を受け取ることができます。例えば、チャットアプリケーションで新しいメッセージが届いたときに、自動的に画面に表示される仕組みです
GraphQLの使い方
GraphQLを使う基本的な流れは次の通りです。
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クエリの作成
クライアントが取得したいデータを指定するクエリを作成します。例えば、「ユーザーの名前とメールアドレスを取得する」というクエリを作成します -
サーバーへのリクエスト
作成したクエリをGraphQLサーバーに送信します。このとき、クエリはJSON形式で送られます -
データの取得
サーバーはクエリに対応するデータを取得し、JSON形式でクライアントに返します。クライアントはこのデータを使って画面に表示するなどの処理を行います
おわりに
GraphQLはデータ取得と操作を柔軟かつ効率的に行うための強力なツールです。初めての人でも理解しやすく、ウェブ開発の現場で幅広く活用されています。これからのウェブ開発を学ぶ上で、GraphQLの基本を抑えておくと役立つこと間違いありません。
参考記事
GraphQL とは - 特徴、メリットとデメリット | Red Hat
【GraphQL】今注目されているGraphQLって何? 【API】
GraphQLを徹底解説する記事