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Automation Anywhereでのソース管理

Last updated at Posted at 2019-09-07

概要

RPAプロジェクトで複数メンバーによるボット作成を行う際に、Git / Team Foundation Server (TFS) などのソースコード管理システムを別途導入しなければならないのが一般的です。Automation Anywhereは**「リポジトリ」**という仕組みがあり、複数メンバーでボットの作成を行う仕組みがあります。バージョン管理もSVNと連携してリポジトリの中で統合されたユーザーインターフェイスで行うことが可能です。

対象

全体イメージ

リポジトリを使うと、おおまかに下記の図のような連携が可能です。
image.png

リポジトリでボットを集中管理

リポジトリにアップロードしたボットは、複数人で編集したり、Bot Runnerのパソコンにダウンロードして実行/スケジュールすることができるようになります。すべてログが残るため、プロジェクト全体を容易に把握することができます。

アップロード / ダウンロード

Enterprise Clientの「管理 / リポジトリ」メニューをクリックすると、ダイアログボックスが開いて、Control Room上のファイルと、対応するフォルダーのローカルのファイルの状態を一覧することができます(閲覧権限があるファイル/フォルダーのみが表示されます)。

必要に応じてローカル→Control Roomにアプロードしたり、Control Room→ローカルにダウンロードしたり、内容を比較することが可能です。
image.png

内容の比較は、1行毎の違いを見ることができます。
image.png

リポジトリをControl Room側からも見ることができます。「マイBot」では、各ユーザーからアップロードされたファイルの一覧を見ることができます。(閲覧権限があるファイル/フォルダーのみが表示されます)
image.png

それぞれのボットの詳細も見ることができます。
image.png

実行 / スケジュール

Control RoomのマイBotでボットを選択して、「Botを実行...」もしくは「Botをスケジュール」することができます。
image.png

ボットを実行するためのパソコン (Bot Runnerライセンスでログインしているパソコン)を指定すると、実行できるようになります。
image.png

ボットのスケジュールも同様です。
image.png

バージョン管理はSVNで

SVNとAutomation Anywhere Enterpriseを連携させることで、リポジトリはSVN上に保存されることになります。Control Roomの「管理 / 設定」項目に、「Bots / バージョン管理」があります。
cr-version1.png

中には以下のような設定項目があります。バージョン管理機能を「有効」にすると、SVNのサーバー名、リポジトリパス、ログイン資格情報、接続プロトコルとポート番号などを聞かれます。
image.png

SVNと連携した状態では、以下のような画面でControl Room上の「マイBot」でバージョン管理ができるようになるようです。(手元で試しているわけではありませんが)
renditionDownload.png

サポートされているSVNのバージョンは明確な記載がなかったですが、このQ&AやそこからたどれるKBを参照すると記載があるようです。また、Control Roomを複数建てる場合は、それぞれに専用のSVNリポジトリを用意する必要があります。

SVNのインストールと連携方法

別途、SVNのインストールをステップバイステップで行ってAutomation Anywhereと連携させている記事があるのでご覧ください

まとめ

Automation Anywhere Enterpriseでは、複数人でのボット開発でも、他の仕組みを持ち込まずにきちんとバージョン管理を行いながら開発していくことが可能です。

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