この一連のテーマで最も深い闇がこのはなし。オラクルによるサン・マイクロシステムズ買収に前後して複数のLinuxディストリビューションからMySQLが排除され、MySQLという名称であってもデフォルトがMariaDBになった。MySQLという名称で正しくMySQLが利用できるようなるまでには長い年月を要した。ここ最近はMySQLはMySQL, MariaDBはMariaDBという正常な状態にはなってはいるが。
知名度:★☆☆☆☆
闇度 :★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★∞
真相は闇の中度:★★★★★
闇というのは、Linuxディストリビューションから排除されるに至る出来事の原因となった「事案」。日本で正確は報道は一つも見たことが無いし、英語でも「事案」の報道そのものは目にしたけどLinuxの件と結びつけた情報にたどり着けた報道やブログなどは一切無い。というか一連の流れを知る人間は10人いるかいないかだと思われる。たまたまカンファレンスのためにオラクルの本社にいて期せずして流れに巻き込まれた。
ちなみに会社としてのオラクルは少なくともその「事案」には一切関わっておらず、一人の個人に起因することであることだけは明確にしておく。
もう製品名称とのマッピングはおおむね正常化してるし10年以上前の話なので興味のある人もいないとは思うが、ネットの波に漂っているだろう情報を探ればコミュニケーションが途絶えた原因にたどり着けるかもしれない。ただし、一番重要な手がかりは手書きの文字が載る紙のスキャン画像だという・・・おや、誰か来たようだ。