ブログ内容
赤点線枠のストレージアカウントにSAPのインストールメディアを配置していきます。
作業内容として、以下作業をコントロールプレーン側から実施してSAPのインストールメディアを配置していきます。
- BOM(部品表)の準備
- Sユーザ情報の登録
- SAPパラメータファイルの準備
- BOMファイルの修正
- SAPのインストールメディアの配置
BOM(部品表)の準備
以下コマンドをコントロールプレーンから実行して、ファイルを配置します。
BOM(部品表)の配置
cp -Rp ~/Azure_SAP_Automated_Deployment/sap-automation-samples/SAP ~/Azure_SAP_Automated_Deployment/sap-automation/deploy/ansible/BOM-catalog
Sユーザ情報の登録
以下URLの「キーコンテナーを構成する」の手順を実行します(③まで実施しました)
Sユーザのアカウント名登録
az logout
az login --service-principal -u "appId" -p "password" --tenant "xxxxxxxxxx"
export key_vault=DEMOJAEADEP00user<3桁のID>
sap_username=SXXXXXXXXXX
az keyvault secret set --name "S-Username" --vault-name $key_vault --value "${sap_username}";
Sユーザのパスワード登録
az logout
az login --service-principal -u "appId" -p "password" --tenant "xxxxxxxxxx"
sap_user_password=Sユーザのパスワード
az keyvault secret set --name "S-Password" --vault-name "${key_vault}" --value "${sap_user_password}";
ここで利用するSユーザでインストールメディアをダウンロードしてきます。
Sユーザには「ソフトウェアダウンロード権限」が必要になります。
上記コマンドを実行すると、指定したキーコンテナに「S-Username」,「S-Password」のエントリが追加され情報が登録されます。
SAPパラメータファイルの準備
インストールメディアをダウンロードする際に必要なパラメータファイルを準備します。
今回はS/4HANA2022を構築していきます!
ディレクトリ作成
mkdir -p ~/Azure_SAP_Automated_Deployment/WORKSPACES/BOMS; cd $_
YAMLファイル作成
cat <<EOF > sap-parameters.yaml
作成すると以下内容になっていますので、viコマンドで中身の修正を実施します。
YAMLファイルの修正
<作業前の状態>
bom_base_name: S41909SPS03_v0010ms
kv_name: Name of your Management/Control Plane keyvault
<作業後の状態>
bom_base_name: S42022SPS00_v0001ms
deployer_kv_name: DEMOJAEADEP00user<3桁のID>
キーコンテナのパラメータがマイクロソフトさんのドキュメントと違うため注意が必要!
「kv_name」ではなく「deployer_kv_name」に修正が必要です。
BOMファイルの修正
作業タイミングにもよりますが、「SUM」と「SWPM」のBOMファイルの中身が古いため
ダウンロード時にエラーになってしまいます。
以下URLを参照し、SAP for Meからファイルの情報を確認し修正作業を実施します。
エラー回避のため、ダウンロードより前にファイルの確認/修正作業を実施する必要があります。
■ SWPMのBOMファイル修正
2023/8/16時点での最新ファイルの情報です。
checksumの値は以下URLからコピーしてください。
YAMLファイルの修正
cd ~/Azure_SAP_Automated_Deployment/sap-automation/deploy/ansible/BOM-catalog/SWPM20SP15_latest
vi SWPM20SP15_latest.yaml
↓以下エントリの修正を実施
archive: SWPM20SP15_5-80003424.SAR
checksum: xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
url: https://softwaredownloads.sap.com/file/0020000000977752023
■ SUMのBOMファイル修正
2023/8/16時点での最新ファイルの情報です。
checksumの値は以下URLからコピーしてください。
YAMLファイルの修正
cd ~/Azure_SAP_Automated_Deployment/sap-automation/deploy/ansible/BOM-catalog/SUM20SP17_latest
vi SUM20SP17_latest.yaml
↓以下エントリの修正を実施
archive: SUM20SP17_5-80002456.SAR
checksum: xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
url: https://softwaredownloads.sap.com/file/0020000000946192023
SAPのインストールメディアの配置
Ansibleのプレイブックを利用して、ダウンロードしていきます!
メディアダウンロード
cd ~/Azure_SAP_Automated_Deployment/WORKSPACES/BOMS
~/Azure_SAP_Automated_Deployment/sap-automation/deploy/ansible/download_menu.sh
Please select playbook: 1
実行に1時間ほどかかるかもしれません。
「failed = 0」であれば無事ダウンロード完了です。
結果
PLAY RECAP ************************************************************************************************************************************************************
localhost : ok=xxx changed=xxx unreachable=0 failed=0 skipped=xxxx rescued=xxx ignored=xxx
ダウンロードファイルは、ストレージアカウント「demojaeasaplib<3桁のID>」に配置されています!
ストレージアカウントの状態も確認しましょう。
所感
今回の検証では、以下分かりました。
- SAPパラメータファイルで定義するパラメータは「kv_name」ではなく「deployer_kv_name」である
- SWPMとSUMのファイルの更新作業はマニュアル修正が必要
ファイルのアップデートが頻繁に行われているので、ダウンロード前に必ず修正が必要になりそうです。
次回予告
ようやく終わりが見えてきました。。。
次回からSAPのインストール作業を実施していきます!