恐らく macOS+Homebrewを使っていて、Windows上でも同等の環境を構築したい 人向け、かと思います。
macOSと「ほぼ」同じ感覚でHomebrewが使える
※ほぼ、と書いたのは素のWSL上のUbuntuに対して後述の必要最低限のaptによるパッケージインストールが必要だったため。
※formulaによっては適宜 sudo apt install
が必要かもしれない。
背景
転職・仕事の都合でmacOSからWindows10メインになったため、WindowsのGUIツールなどの流儀に合わせていたが、
2019/01/09 にリリースされた Homebrew 1.9.0 でWindows+WSLのβ対応がされた&Win10の環境構築中だったのでmacOS環境からの移行がスムーズにいけるかも?、という思いから試してみた。
リリースノート 1.9.0 -- Homebrew
結果
自分が使う範囲でのformulaはビルド・インストールはできた。
.bashrcもmacOS依存のパスなど数行書き換えればそのままでOKだった。
以下、導入までにやったことを備忘録も兼ねて。
環境
-
Windows10 Pro
- Version 1809
- Build 17763.253
-
WSL
- Ubuntu 18.04 (今回はWSLを初めてインストールした直後のクリーンな状態)
事前準備
Ubuntu側のアップデート、コンパイル関連のツールをインストール
コンパイル関連のツールをインストールせずに進めると、依存関係の解決でgccやmakeをHomebrew上に
インストールされるが、make+Cコンパイラを要する一部formulaで失敗した。)
# Ubuntu 内のパッケージのアップデート
sudo apt update
sudo apt upgrade
# コンパイル関連のツールインストール
# ※gccとmakeだけでも十分かもしれない
sudo apt install gcc
sudo apt install g++
sudo apt install make
sudo apt install autoconf
sudo apt install pkg-config
Homebrew のインストール・セットアップ
普段から任意のディレクトリにインストールしているので以下のコマンドでインストール
# カレントディレクトリにHomebrewをインストール
curl -L https://github.com/Homebrew/brew/tarball/master | tar xz --strip 1 -C ./
# アップデート
brew update
使用準備完了
この時点でmacOSで使用していた時と同じ感覚でformulaのインストールができた。
まだ最小限ではあるが、formulaは無事使用できる状態になった
tap
brew tap homebrew/bundle
brew tap homebrew/cask
brew tap homebrew/cask-versions
brew tap homebrew/core