前置
こちらの記事を参考にUnityからtoio Cubeを連携したかったのですが、Windowsだとtoio.jsを動かすまでの手順が少し複雑になるようです
https://qiita.com/ito_ur_right/items/85062db988cfce14c4d7
なるべく簡単に実行環境を用意したいと探りつつ、サンプルを動かすところまで行けたのでメモを残したいと思います
環境依存となる部分があるかもしれませんので参考にされる場合はご注意ください
node.js・yarn
node.jsとyarn、両方ともインストーラーをダウンロードして実行
node.js
https://nodejs.org/ja/download/
node-v12.18.3-x64.msi
yarn
https://classic.yarnpkg.com/ja/docs/install/#windows-stable
yarn-1.22.4.msi
toio.js
toio.jsをZipでダウンロードして、作業環境となるディレクトリに展開
インストールとビルド
toio.jsを展開したディレクトリでコマンド実行
yarn install
yarn build
インストールとビルド時にエラーが出ましたが2回実施すると無事に完了しますので、とりあえず進めることにしました
Zadig
Zadig Toolを使って汎用USBドライバーをインストールします
Zadig Tool
https://zadig.akeo.ie/
zadig-2.5.exe
使用方法については以下のビデオ(1:48~2:42あたり)を参考にしました
https://youtu.be/mL9B8wuEdms?t=107
注意
Zadig Toolを使って汎用USBドライバーの適用を行うとWindows上でBluetoothとして認識されなくなります
node-bluetooth-hci-socketのREADMEではデバイスマネージャーよりロールバックが出来るとの記載がありますが、自分はそれではダメでドライバの再インストールが必要でした
戻す手段は見つかっていません
Bluetooth USBアダプタについて
Zadigを使用するには互換性のあるBluetooth 4.0/4.1 USBアダプタである必要があるようです。
詳しくはリンク先の一覧表をご確認ください
https://github.com/noble/node-bluetooth-hci-socket#windows
ちなみに自分の環境ではエレコムの LBT-UAN05C2 を使っています。
Windows10環境で使うなら良いのではないでしょうか(安いし)
https://www.amazon.co.jp/dp/B00J84V7OM/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_Y-ynFbNXNE3MA
エレコムLBT-UAN05C2のドライバ
汎用USBドライバーを適用した後にドライバーを戻すのにドライバが必要となることがあります
以下は、エレコムLBT-UAN05C2をロールバックするのに使用したインストーラーのダウンロード先です
https://www.elecom.co.jp/support/download/network/bluetooth/lbt-uan05/?_ga=2.65248494.1331885594.1598415049-530739635.1598415049
ダメでした
##node-bluetooth-hci-socket
node-bluetooth-hci-socket(Node.jsのBluetooth HCIソケットバインディング)をZipでダウンロード、作業環境となるディレクトリに展開
https://github.com/noble/node-bluetooth-hci-socket#windows
node-bluetooth-hci-socket-master.zip
インストール
bluetooth-hci-socketを展開したディレクトリでコマンド実行
npm install bluetooth-hci-socket
サンプル実行
toio Cubeの電源を入れて、サンプル keyboard-control を実行
yarn example:keyboard-control
無事、toio Cubeをカーソルキーで操作できました