Pythonでの引数渡し便利技（タプル、辞書型）

Pythonで関数に引数を渡すときの便利技

仮に文字列を送るとして、関数に引数を送る際に
変数、タプル型、辞書型で受けとらせる方法が以下の通り。

function.py

# ****************
# *  2020.07.08
# *   ProOJI
# ****************


def menu(food, *args, **kwargs):
    print(food)
    # タプル
    print(args)
    print('args[0] = ' + args[0])
    print('args[1] = ' + args[1])
    # 辞書型
    print(kwargs)
    # KeyとValueを分けて出力も可能
    for k,v in kwargs.items():
        print('Key is '+k+'. Value is '+v+ '.')


menu('Apple', 'Banana', 'Orange', entree='Beef', drink='Beer')

初めの引数'Apple'は関数menuのfoodで受け取るので

    print(food) # 出力：Apple

となります。
次は関数menu側にアスタリスク１つ付いた*argsがあります。
これは複数の引数をタプルで受け取ります。以下の通りです。

    print(args) # 出力：('Banana', 'Orange')

タプルは配列のように扱うこともできますので
以下のように値を拾うことも可能です。

    print('args[0] = ' + args[0])
    # 出力：args[0] = Banana
    print('args[1] = ' + args[1])
    # 出力：args[1] = Orange

最後に関数menu側にアスタリスク2つ付いた**kwargsがありますが
これは辞書型で受け取ることができます。
引数としてentree='Beef', drink='Beer'を送っていますが
Key"entree"： Value"Beef"
Key"drink"： Value"Beer"という形式の辞書型で受け取ります。
結果、普通にprint()で出力すると

print(kwargs) # 出力：{'entree': 'Beef', 'drink': 'Beer'}

となりますが、for k,v in kwargs.items():によりそれぞれを取得して

    for k,v in kwargs.items():
        print('Key is '+k+'. Value is '+v+ '.')
    # 出力
    # Key is entree. Value is Beef.
    # Key is drink. Value is Beer.

とすることもできます。

まとめ

関数の値渡しの方法は様々で工夫次第で便利に活用できます。
様々なフレームワークやライブラリと併せて使用するPythonですが
基本を抑えておきたいと思います。