➊ はじめに
毎日、毎日、糞つまらん 楽しい オンラインミーティングばかり😓...
もっと楽しくミーティングできたらいいのになぁ🙄♬~
🧱 楽しいこと思いついた💡
会議チャットなどで、相手に自分の声だけを伝えるのでなく、PCで聴いている音楽(BGM ♬)も一緒に伝えることができたら楽しいのにな?とふと思いました🤩
ただし!
相手のハート❤を掴めるかどうかは、BGMではなくアナタ次第です🫵😂
🧱 やりたいこと
「マイク音源」と「PC音源」をミキシングして相手へ送信できれば、やりたいことが実現可能となります。音源をミキシングするツールとして有名なのが「Voicemeeter」というツールです。今回はこのアプリを使って、会話だけでなく、BGMも一緒に相手へ伝えることができるか、試したいと思います🤗
➋ 構成図
今回使用する構成を参考に載せておきます。
➌ Voicemeeter
ホームページにアクセスすると、「Voicemeeter Banana」や「Voicemeeter Potato」などもありますが、インストールするものは、一番シンプルな「Voicemeeter」で問題ありません。PCへダウンロード後、インストールしてください。とくにインストールで躓くようなところは無いはずです。
「Voicemeeter Banana」や「Voicemeeter Potato」は「Voicemeeter」の上位版となっています。上位版は、入出力系統が増えていたり、録音ができたりと色々機能が増えています。「Voicemeeter」とは何なのかを知ってから、自分にあったアプリをインストールしても良いかと思います。
➍ Voicemeeterの画面の見方
「Voicemeeter」のアプリ画面は下図のようになっています。「Voicemeeter」を起動すると、初見の方は情報量が多くて「ヤッバ😨😨😨...なんだこれ?」ってなってしまうと思いますが、お腹にグッと力を入れなんとかこの場を耐え忍んでください。
いまからアプリの見方を説明します。
基本としては、入出力機能とミクシング機能を押さえておけばなんとかなります。こちらについて、順に説明します。
🧱 入出力機能について
「Voicemeeter」の音源入出力機能としては、入力3系統
(ハードウェアインプット:2系統、バーチャルインプット:1系統)、出力3系統
(ハードウェアアウトプット:2系統、バーチャルアウトプット:1系統)の機能があります。アプリの画面だと下図のように赤色枠部が入力機能
、黄色枠部が出力機能
となっています。
図から見て分かる通り、出力A1
と出力A2
は、出力A
の音源が出力されます。つまり、同じ音源を2つのスピーカーから出力することが可能です。今回のこの記事では、出力A2
は使用しません。
🧱 ミクシング機能について
もう一つ重要なボタンがあります。「Voicemeeter」がどのように音源をミキシング(混ぜ合わせる)するのかを指示するのが、アプリ中央あたりにある「▶A
」「▶B
」の丸ボタンになります。これがONの場合、入力音源が出力へ伝達され、OFFの場合は伝達されません。
出力と入力の対応表を作ってみました。
上記の設定では、出力A
には「入力3:PC音」のみが流れます。 一方、出力B
には「入力1:JabraLink 380(マイク)」と「入力3:PC音」をミキシングした音が流れます。 このように、各出力にどの音を流すかを自由に調整できます。
📍例えばここで、入力1
のAスイッチをONとすると、出力A
には「入力1:JabraLink 380(マイク)」と「入力3:PC音」をミキシングされた音源が伝えられるので、自分で話した声を聞くことができます。
➎ Windowns設定
「Voicemeeter」をインストールした後、入力3
のバーチャルインプットを「Voicemeeter」で取り込めるように、サウンド設定を行う必要があります。
👉️サウンド設定は、「ウィンドウズキー+R
」を押下後、「mmsys.cpl
」を入力してエンターで設定画面が出てきます。
以下、設定で必須なのは、(1) デバイスの有効化と既定デバイス設定のみです。
(2)(3)は設定推奨ですので、お好きなようにしてください。
(1) デバイスの有効化と既定デバイス設定
パソコンのサウンド(再生)設定として、「Voicemeeter Input」を既定の再生デバイスとして設定する必要があります。「Voicemeeter Input」を右クリックしてメニューを出し、「既定のデバイスとして設定
」をクリックしてください。
(2) 使わないものを無効化
「Voicemeeter」をインストールすると、仮想デバイスがいっぱいインストールされてしまいます。私を含め初心者は、不要なデバイスを片っ端から右クリックして、メニューから無効化と無効デバイスの非表示をして、心をスッキリさせましょう。
「再生タブ
」と「録音タブ
」の2つありますので、両方共やっておくと良いです。
ちなみに使うものは、再生タブでは「Voicemeeter Input」、録音タブでは「Voicemeeter Out B1」になりますので、これらは「無効
」にしないでください。
(3) 無効化したものを非表示
不要なデバイスを無効化したら、無効デバイスの非表示をしておきましょう。
見た目がスッキリします!
(4) 設定出来上がり
最終的にはこんな感じになります。
➏ ルーティング可視化
音源についてどういうルーティングになっているか可視化しました。ルーティング可視化するとどういう設定が必要なのか、論理的に分かりやすくなりますよ。これを描けるようになれば、あなたも「Voicemeeterマスター」への道も開けますよ!
「Jabra Link 380(ヘッドフォン)」が、Voicemeeterの出力A1
と、Zoomのスピーカー出力
の2つのアプリから出力されています。この場合、「Jabra Link 380(ヘッドフォン)」デバイスに排他制御がかかっている場合、片方の音源からしか再生できません。
次の章では、ここの設定を説明します。
➐ デバイスの排他制御設定
デバイスを複数アプリが使用する場合、デバイスに排他制御がかかっている場合、複数音源を再生することができません。排他モードのチェックを外して、排他制御を「OFF
」に設定しましょう。
➑ 通話アプリケーションの設定
通話アプリケーションが、ノイズキャンセリング機能を持つ場合は、設定を「OFF
」にしましょう。例えば、Zoomでは、以下のようにオーディオプロファイルから「ノイズ抑制を無効化
」します。
最近の通話アプリでは、強力なノイズキャンセリング機能を持つものが多いです。このノイズキャンセリング機能により、一生懸命ミキシングしたBGMがかき消されてしまうことがあります。
➒ おまけ
用語もなんとなく知っているだけで、ああなるほどねってなります。少しお勉強しておきましょう😎
(1) ハードウェアアウトプットのデバイス選択について
Voicemeeterのハードウェアアウトプットデバイスを押下すると以下のように選択可能なデバイスが表示されます。どの処理方法で、どのデバイスを使うかを選択することができます。デバイス自体を使用しない場合は「Remove Selection
」を押下してください。
これらは「オーディオの処理方式」の違いがあり、どのドライバーを使うかで、音質・遅延・互換性が変わります。自分の環境にあったドライバを使いましょう。参考として、自分が考えるドライバのメリット・デメリットを表化しました。(主観も入っています🫠)
(2) VoicemeeterのMenu
Voicemeeterの右上に「Menu
」と書かれたところをクリックすると、様々なメニューが出てきます。簡単に使えそうなところを解説しておきます。
➓ さいごに
お試しで、BGM付きで会議をやってみたところ、うまくBGMを載せて会話することができました👏😊💗
やってみて鬼門だったところは、「デバイスの排他制御解除」と「通信アプリのノイキャン解除」の2つでした。デバイスはデフォルト設定でデバイスの排他制御がかかっていることを知りませんでした。あと、音源のルーティングまでできているはずなのに、BGMがほぼカットされるのでおかしいなぁと悩んでいましたが、よくよく通信アプリの設定を見ると、ノイズ抑制機能が「ON
」となっており、これによりBGMがガッツリかき消されていました。こんなに強力にBGMを消すことができて、いまのノイキャン技術は凄いなと関心しちゃいました。
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