📝 はじめに
こんにちは、piyovateです!
今回は Pico W の Wi-Fi を固定IP化し、安定したアクセスを実現する方法 を紹介します。
以前行っていた ラズパイを活用した『社内環境(温湿度)見える化システム』をつくる の番外編です!
🎯 今回の概要
今回の記事では、以下を実現します:
- Pico W を Wi-Fi へ固定IPで接続する
-
config.pyでネットワーク設定を分離
📌 固定IPの必要性
センサー機器を Web API として公開する場合、DHCP による自動IP割り当てだと 再起動のたびにIPが変わる 可能性があります。
固定IP化することで:
- 毎回アクセス先を探す必要がない
- 他の機器やサービスと連携しやすい
- 社内ネットワーク内でも安定運用が可能
といったメリットがあります。
🛠️ ソースコード(固定IP対応版)
以下は今回の記事で追加したコードです
# Wi-Fi接続設定
ssid = config.SSID
password = config.PASSWORD
# ★ ここから追加 ★
ip = config.IP
subnet = config.SUBNET
gateway = config.GATEWAY
dns = config.DNS
# ★ ここまで追加 ★
wlan = network.WLAN(network.STA_IF)
wlan.active(True)
# ★ ここから追加 ★
wlan.ifconfig((ip, subnet, gateway, dns))
# ★ ここまで追加 ★
wlan.connect(ssid, password)
🔍 config.py の例(ネットワーク設定を外部化)
SSID = "YourSSID"
PASSWORD = "YourPassword"
IP = "192.168.xx.xxx"
SUBNET = "255.255.255.0"
GATEWAY = "192.168.xx.xx"
DNS = "192.168.xx.xx"
このように分割しておくことで、本体コードを触らずネットワーク設定だけ変更できるようになります。
GitHubにもプロジェクトを公開しているので、セットアップやコード全体は以下を参照ください👇
🔗 GitHub - SystermDevelopment/rasp-temp-monitor
🏁 結論(まとめ)
固定IP設定はわずか数行の変更ですが、
Pico WH を 安定したネットワーク機器として使うための重要なステップ です。
- 管理が楽になる
- 他機器との連携がスムーズ
- 運用トラブルが減る
というメリットが得られるため、
IoT やセンサー用途ではぜひ取り入れたいテクニックです。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう✨