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【Day 3】EC2の選び方と立ち上げ方:インスタンスタイプと購入オプションを攻略せよ

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Last updated at Posted at 2025-12-11

はじめに

Qiita AWS アドベントカレンダー 2025、3日目です!
昨日はAWS上に自分だけの土地(VPC)と道路(サブネット)を作りました。
今日はそこに、仮想サーバー「Amazon EC2」 を立ち上げます。

しかし、EC2の作成画面に行くと、「インスタンスタイプ? t3.micro?」「スポットインスタンス?」といった謎の単語が並んでいて面食らうかもしれません。

今日は、「失敗しないEC2の選び方」を学び、実際に昨日作ったVPCの中にWebサーバーを立ててみましょう。

1. インスタンスタイプを解読せよ(建物の種類の選び方)

EC2には m5.larget3.micro といった名前がついています。
これは暗号ではなく、「建物の種類と広さ」のようなものです。

名前のルール: [ファミリー][世代].[サイズ]

① ファミリー(用途)

建物の「種類(用途)」にあたります。

T系 / M系 (General Purpose):

「一般的な住宅・オフィスビル」。バランス型。Webサーバーや開発環境など、迷ったらこれ。

特に T シリーズは「バースト機能」があり、普段は安いが一時的に性能を出せるため、学習用や検証用に最適です。

C系 (Compute Optimized):

「工場・研究所」。CPU性能が高い。計算処理やバッチ処理向け。

R系 (Memory Optimized):

「巨大倉庫・図書館」。メモリをたくさん積める。データベースやキャッシュサーバー向け。

② 世代とサイズ

数字 (5, 6, 7...): 築年数のようなもの。新しいほど高性能でコスパが良いです。基本は最新(数字が大きいもの)を選びましょう。

サイズ (nano, micro, large...): 建物の広さ(間取り)。大きくなるほどCPUとメモリが倍々になります。

nano, micro: ワンルーム、プレハブ小屋レベル(学習用ならこれで十分!)

large, xlarge: 豪邸、高層ビルレベル

無料枠の注意点
AWSアカウント作成から12ヶ月間は、t2.micro または t3.micro (リージョンによる) が月750時間無料です。

2. 買い方の違い(ホテルか、賃貸契約か)

EC2には「買い方(起動オプション)」がいくつかあり、価格が劇的に変わります。

オンデマンド (On-Demand):

「普通のホテル」。1秒単位の課金。好きな時に泊まれて、好きな時にチェックアウト。定価ですが一番使いやすい。

スポットインスタンス (Spot Instances):

「空室ありの訳ありプラン」。AWSの余っているサーバーを使うため、最大90%OFFと激安。

デメリット: AWS側の都合で「2分後に部屋空けてください」と強制終了されることがあります。落ちてもいいバッチ処理や、ステートレスなWebサーバー向け。

Reserved Instances (RI) / Savings Plans (SP):

「年間賃貸契約」。1年〜3年使う約束をする代わりに安くなる。本番環境用。

今回は学習用なので、オンデマンド(または即終了しても痛くないのでスポットの練習)を使います。

ハンズオン:VPCの中にEC2を建てる

昨日作成した HandsOn-vpcpublic-subnet-1a にサーバーを立てます。

Step 1: EC2作成画面へ

EC2コンソールへ移動 -> [インスタンスを起動]。

名前: HandsOn-server

Step 2: マシンイメージ (AMI) と インスタンスタイプ

OSイメージ: Amazon Linux 2023 AMI (無料枠対象) を選択。
スクリーンショット 2025-12-02 22.42.00.png

インスタンスタイプ: t2.micro または t3.micro (無料枠対象と書かれているもの) を選択。
スクリーンショット 2025-12-02 22.46.24.png

キーペア:

[新しいキーペアの作成] をクリック。

名前: HandsOn-key、タイプ: RSA、形式: .pem (Mac/Linux) または .ppk (Windows PuTTY用)。
スクリーンショット 2025-12-02 22.47.28.png

[キーペアを作成] するとファイルがダウンロードされます(※失くすと二度とログインできません!)。

Step 3: ネットワーク設定(ここが重要!)

ここをデフォルトのままで進めると、昨日作ったVPCではなく「デフォルトVPC」に作られてしまいます。[編集] を押してください。

VPC: HandsOn-vpc (前回作成したもの) を選択。

サブネット: public-subnet-1a を選択。

パブリック IP の自動割り当て: [有効化] を選択(これがないと外から繋がりません)。
スクリーンショット 2025-12-02 23.12.18.png

セキュリティグループ:

[セキュリティグループを作成する] を選択。

名前: HandsOn-ssh-sg

ルール: SSH (ポート22) を 0.0.0.0/0 (どこからでも) から許可。
スクリーンショット 2025-12-02 22.52.14.png

※本来は「自分のIP」に絞るのが安全ですが、ハンズオン用に全開放します。

Step 4: 起動と接続確認

[インスタンスを起動] をクリック。

数分待って「実行中」になったら、インスタンスIDをクリックして詳細画面へ。

画面右上の [接続] -> [EC2 Instance Connect] タブを選択 -> [接続]。

ブラウザ上で黒い画面(ターミナル)が開き、鳥のAA(アスキーアート)が表示されれば成功です!
スクリーンショット 2025-12-02 23.20.25.png

まとめ: 今日のToDoリスト

インスタンス(バースト可能)の特徴を理解した

スポットインスタンスのリスクとメリットを知った

前回作ったVPCとサブネットを指定してEC2を起動した

EC2 Instance Connectでブラウザからサーバーにログインできた

次回のDay 4は、このサーバーにファイルを置いたり、データを保存するための「S3(ストレージ)」を深掘りします。
ただの物置だと思っていませんか?
S3だけでWebサイトを公開する技も紹介します!

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