はじめに
5, 6年前に買ったノートパソコンを再利用したいと思いCent OS Streamをインストールしたが、最小限(minimal)でインストールしてしまったがためにGUIが使えず、結局再インストールしました。
インストール
Minimal Install とは
CentOSのインストール時、「ソフトウェアの選択」はデフォルトでServer with GUIになっているのですが、最小限インストール(Minimal Install) を選択しました。
Minimal Installはインストール時間が短く、CLIベースかつインストールに必要な容量が少なく、最低限のもののみインストールされるため、PCのスペックも低くて済みます。
GUIを利用できるものは?
ベース環境には、
- Server with GUI
- Server
- Minimal Install
- Workstation
- Custom Operating System
- Virtualization Host
の6つがあります。
その中でGUIベースは「Server with GUI」と「Workstation」の2つです。
なぜMinimal Installを選んだのか?
私はGUIベースのものが使いたかったのですが、上記のことを知らずに適当にインストールしてしまいました。
Server with "GUI"と書いているもののServerとなるとサーバー向けなのではないかと勝手に思ったので別のものを選択してしまったのですね。もう一つWorkstationというものがあるようですが、こちらはServer with GUIと何が違うのかは検証していないのでわかりません。
ただ、上記のmassie's programming様のページによるとWorkstationはServer with GUIよりアプリが少しだけ増えてるそうです。
インストール後 (Minimal Install)
CLIベースで無事起動できましたが、GUIで使いたかったため、GNOMEデスクトップをインストールしようとしてみました。
sudo yum groupinstall "Server with GUI"
ここで、Server with GUI をインストールするにもそもそもインターネットに接続できてませんでした。
ネットワークの設定を試みましたが、結局のところできなかったのでServer with GUIを選択して再度インストールをし直しました。
なぜネットワークの設定ができなかったのか
そもそも私に知識がないという理由が大きいのですが、自宅で作業していなかったため、大学のWi-FiにはWPA Enterpriseが使われていました。
今さら調べてみてRed HatのドキュメントによるとnmtuiはそもそもWPA Enterpriseに対応していませんでした。
nmtui は、すべての種類の接続に対応しているわけではないことに注意してください。特に、VPN、WPA Enterprise を使用したワイヤレスネットワーク接続、802.1X を使用したイーサネット接続は編集できません。
WPA Enterprise を使って接続するには以下のドキュメントがよさそうでした。
そもそも学校のネットワークがWPA Enterpriseということを把握していなかったというのが問題だったわけです。
とりあえずわからなくなったら最初は再インストールするのもありかもですね。
まあ諦めてもなぜできなかったのかはあとあと突き止めるのがよさそうです。
最後に
CentOS Stream 9 を初めて使ってみましたが、古めのノーパソにはちょうどいいですね。