はじめに
AWS初心者の私がEC2(仮想サーバー)のインスタンスを立ててPukiWikiを設置するまでの流れをまとめます。
大まかな流れ
- https://console.aws.amazon.com/ec2/ を開く
- 「インスタンスを起動」を選ぶ
- 各項目を入力して特に問題なければそのまま進む
- 名前とタグの「名前」を入力
- (OpenSSH(.pem) もしくはPuTTY(.ppk) で公開鍵と秘密鍵を作成)
- 「キーペア (ログイン)」にてキーペア(.pem もしくは .ppk)を指定
手順
AWSのコンソールホームまでは各自でログインしてください
1. EC2インスタンスの作成と起動
補足:Amazon EC2 (Elastic Compute Cloud) とは、AWS上の仮想サーバーのサービス、EC2インスタンスはそれを用いて立てられたサーバー1つのこと
(1) 上の検索バーから「ec2」と入力するとEC2が出てくるのでそれを選択!
(3) 各項目の入力
特に理由がなければAmazon Linuxでいいでしょう。
キーペアがなければ「新しいキーペアの作成」をクリックします。
キーペア名を入力して「キーペアを作成」をクリックします。
クリック後、pem形式のキーがダウンロードされます。
これにはインスタンスへのSSH接続用の秘密鍵が含まれるので誰にも見られない場所に保管してください。
基本的には.ssh/***.pem
へ保存します。
Windowsであれば多くはC:/Users/(ユーザー名)/.ssh/***.pem
に保存するでしょう。
(3-2.5) [任意]
ネットワーク設定はそのままで構いませんが、もし、既存のセキュリティグループを使うのであれば変更します。
2. つくったインスタンスへSSH接続
Apache、PHPのインストール、PukiWikiを突っ込むためにSSH接続します。
ファイル転送に関してSSH接続以外では以下のようにSFTP対応のFTPクライアントを用いることもできるようです。(UserKazun様の記事)
(2) インスタンスID i-xxxxxxxxxxxxxxxx をクリック
(4) インスタンスに接続するための説明が記載されているのでこの指示に従います。
ssh -i "xxxxxx.pem" ec2-user@xxx.ap-xxxxxxxx-x.compute.amazonaws.com
sshが使えるターミナルで上記のようなコマンドをタイプして接続しましょう。("インスタンスに接続"の説明にある例からコピペできます)
3. Apacheのインストール
(1) yumのアプデとApacheの導入
sudo dnf update
sudo dnf install httpd
(2) 必要であればインスタンス起動時にApache起動の有効化 (任意)
sudo systemctl enable httpd
4. PHPのインストール
(1) PHP 8.3 をインストールする
sudo dnf install php8.3.x86_64
(2) PHPを適用させるためにApacheをリロード
sudo systemctl reload httpd
5. PukiWiki 1.5.4のインストール
(1) pukiwiki-1.5.4_utf8.zip をSourceForge.netからダウンロード
wget --content-disposition -c https://sourceforge.net/projects/pukiwiki/files/1.5.4/pukiwiki-1.5.4_utf8.zip
(2) pukiwiki-1.5.4_utf8.zip の解凍
ファイル名のあとに?viasf=1と余計なものが付いているようなので以下でダメだったらdir
でチェックしてみてください。
sudo unzip pukiwiki-1.5.4_utf8.zip?viasf=1 -d ../../var/www/html/
(3) zipは削除
sudo rm pukiwiki-1.5.4_utf8.zip?viasf=1
(4) /var/www/html/pukiwiki-1.5.4_utf8/ から /var/www/htmlへ移動
cd ../../var/www/html/
sudo mv ./pukiwiki-1.5.4_utf8/* ./
6. Apacheの起動
sudo systemctl start httpd
7. 完了!
これでPukiWikiの設置が完了しました。
あとは焼くなり煮るなり好きにしてください。