Macで有料アプリがやってることをコマンドで実行する #Mac

Macを使ってて、ちょっとしたツールを探してApp Storeを見るも、有料で、ひぃぃ、ってなる。
アプリ無しで、コマンドラインでできることをメモっていこうと思う。

ZIP（暗号化含む）

# ファイル圧縮 （momo1.txt を圧縮して memos.zip を作る）
$ zip memos.zip memo1.txt

# 既存のzipファイルに追加 （単純に上と同じようにすればいい）
$ zip memos.zip memo2.txt

# 暗号化ファイル圧縮
$ zip -e memos_enc.zip memo1.txt

# ディレクトリ圧縮
$ zip -r books.zip books

# 特定のディレクトリやファイルを-xオプションで除く
# （このオプションは最後に指定する. また正規表現はエスケープする）
$ zip -r books.zip books -x \*/.git\*

# 暗号化してディレクトリ圧縮
$ zip -er books_enc.zip books

# 解凍はunzipコマンドで。そのディレクトリに解凍される。
$ unzip books_enc.zip

# -d オプションで ディレクトリを作って解凍もできる。
$ unzip -d hoge books_enc.zip

SVGの確認

QuickLookを使います。Finderでファイルを選んでいる時にでる、あのプレビュー機能です。
注意点としては、大きい辺を元に正方形にするので、加工は別にする必要があるでしょう。

# svg ファイルを見るだけ
$ qlmanage -t TargetPicture.svg

# svg ファイルを png に変換 （-o で出力先ディレクトリを指定. ファイル名は指定できない）
$ qlmanage -t -o ./ TargetPicture.svg

# サイズも調整　（-s でサイズ指定, -f だと倍率指定）
$ qlmanage -t -s 512 -o ./ TargetPicture.svg

簡単な画像情報取得・加工

sipsを使います。

# 横幅を得る（ピクセル）
$ sips -g pixelWidth target_pic.png | fgrep pixel | awk '{print $2}'

# 高さを得る（ピクセル）
$ sips -g pixelHeight target_pic.png | fgrep pixel | awk '{print $2}'

# フォーマット変換
$ sips -s format jpeg target_pic.png --out output_pic.jpg

# リサンプル（縦横比変わる）
$ sips -z 600 400 target_pic.png --out output_pic.png

# リサンプル（縦横比変わらず. 大きい方に合わせる）
$ sips -Z 600 target_pic.png --out output_pic.png

# リサンプル（縦横比変わらず.縦か横を指定）
$ sips --resampleWidth 400 target_pic.png --out output_pic.png
$ sips --resampleHeight 400 target_pic.png --out output_pic.png

# 中心からクロップ
$ sips -c 256 256 target_pic.png --out output_pic.png

# 回転（度で指定）
$ sips -r 30 target_pic.png --out output_pic.png

# 反転
$ sips -f horizontal target_pic.png --out output_pic.png
$ sips -r vertical target_pic.png --out output_pic.png

MarkDown

ネイティブな環境だけではちょっと無理かもなので、無料のPanDocをインストールして使います。HomeBrewなどでもインストールできるのでMacのインストール方法を確認してほしい。

$ pandoc target.md > target.html   # htmlで出力される。
$ open target.html                 # Safariで表示

Lynxとかのテキストブラウザがあれば、もっと便利かも。¹

$ pandoc target.md | lynx -stdin -dump

ターミナルだけで読むのであれば、plainフォーマットかasciidocで出力でも良い。

$ pandoc -t plain target.md

$ pandoc -t asciidoc target.md

pandoc は、いろいろな形式に変換できるので、デモページで確認してほしい。

辞書（そして発音やらリスニングの勉強やら英語の勉強）

標準で入っている辞書を、URLスキーマを使って呼び出す。

$ open dict://tips

発音を確認したかったら、sayコマンドが使える。単語はもちろん、文章も読み上げてくれる。英語話者としてAlexやVictoriaがあなたのMacに入っているはず！²

$ say -v Alex Quick brown fox jumps over lazy dog.
$ say -v Samantha Quick brown fox jumps over lazy dog.
$ say -v Victoria --interactive Quick brown fox jumps over lazy dog.
$ cat usfirst.txt | say -v Fred --interactive

Lynx は HomeBrew でインストール可能。 ↩
say -v ? で、話者のリストがみれる。 ↩